イドラ島
イドラ島(イドラとう、Ύδρα / Hydra ; イタリア語: Idra)は、エーゲ海東南部のペロポネソス半島東岸に位置するギリシャ領の島。サロニカ湾とアルゴリコス湾の間にあり、サロニカ諸島に属する。
イドラ島 Ύδρα | |
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イドラ港 | |
地理 | |
座標 | 北緯37度21分 東経23度28分 / 北緯37.350度 東経23.467度 |
諸島 | サロニカ諸島 |
面積 | 64.443 km2 |
行政 | |
国 | ギリシャ |
地方 | アッティカ |
県 | 諸島県 |
統計 | |
人口 | 2,719人 (2001年現在) |
人口密度 | 42 /km2 |
アテネやピレウスとは定期高速船で結ばれており、観光地として既に確立されている。島内は自動車乗り入れ禁止となっており、観光客は徒歩かロバに乗るのが移動手段となる。
イドラという島の名前の由来は、古代この地に泉があり、その「水」(ギリシア語: Υδρέα、ローマ字:Hydrea)からきている。現在は干上がっており、飲料水は船で本土から運ばれてくる。島内には荒涼とした丘陵地帯が広がり、その中に空き家となった農家や、ギリシャ正教の修道院がある。
イドラ島は以前商業港として栄え、オスマン朝からのギリシャ独立戦争には大きな役割を果たし、今も1749年創立の有名な国立海事学校(商船学校)がある[1]。