イスラム行動戦線
イスラム行動戦線(アラビア語: حزب جبهة العمل الإسلامي、Islamic Action Front)は、ヨルダン・ムスリム同胞団の政治部門(政党)。 1992年に設立された[1]。党首(書記長)は、ムラード・アル=アダーイレ(مراد العضايلة)。
2012年、選挙法への不満から次期議会選挙へのボイコットを表明した[2]。
2016年の議会総選挙には「改革のための国民連合(National Coalition for Reform)」に加わって参加、同連合は15議席(うち行動戦線単独で10議席)を獲得した[3]。2020年の議会総選挙では8議席を獲得した[4]。その後、部族偏重から政党重視への移行を意図とした選挙制度改革が2022年に行われたこともあり、2024年9月10日に執行された議会総選挙では前回の3倍以上となる31議席を獲得した[5]。また躍進の要因として、行動戦線は反イスラエルの立場であることから、ガザにおける戦争の影響を指摘するものもある[6]。
外部リンク
編集- حزب جبهة العمل الإسلامي - 党公式サイト(アラビア語)
出典
編集- ^ “Islamic Action Front”. Berkley Center for Religion, Peace, and World Affairs George Town University. 2012年1月23日閲覧。
- ^ “Islamists to boycott polls”. The Jordan Times. 2012年7月13日閲覧。
- ^ “New Lower House includes 74 new faces”. Jordan Times. (2016年9月24日) 2016年12月5日閲覧。
- ^ Women, opposition lose seats in Jordan election アルジャジーラ 2020年11月12日配信 2020年11月16日閲覧
- ^ “Jordan’s Islamist opposition party tops parliamentary elections”. Al Jazeera English. アルジャジーラ. (2024年9月11日) 2024年9月12日閲覧。
- ^ 「ヨルダン議会選挙、イスラム主義政党が躍進」『日本経済新聞』2024年9月12日。2024年9月21日閲覧。