イアン・クラーク (バスケットボール)

アメリカのバスケットボール選手

イアン・パトリック・クラーク (Ian Patrick Clark 1991年3月7日 - )は、アメリカ合衆国テネシー州メンフィス出身のプロバスケットボール選手。ポジションはポイントガード/シューティングガード

イアン・クラーク
Ian Clark
フリーエージェント
ポジション PG/SG
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1991-03-07) 1991年3月7日(33歳)
出身地 テネシー州の旗 テネシー州メンフィス
身長 191cm (6 ft 3 in)
体重 78kg (172 lb)
ウィングスパン 205cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
出身 ベルモント大学
ドラフト 2013年 ドラフト外
選手経歴
2013-2015
2015
2015-2017
2017-2019
2019-2021
2022
2022-2023
2023-2024
ユタ・ジャズ
デンバー・ナゲッツ
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ニューオーリンズ・ペリカンズ
中華人民共和国の旗 新疆広匯飛虎倶楽部
オーストラリアの旗 シドニー・キングス
オーストラリアの旗 アデレード・36ers
オーストラリアの旗 メルボルン・ユナイテッド
受賞歴
NBAチャンピオン:2017
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

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メンフィスの高校で活躍した後、同じテネシー州ナッシュビルにある、オハイオ・バレー・カンファレンス (OVC) に属するベルモント大学に進学。それまで所属していたアトランティック・サン・カンファレンスの1stチームやOVCの最優秀選手や最優秀守備選手に選出され、NCAAトーナメントにも出場するなど実績を作ったクラークだったが、2013年のNBAドラフトでは、どのチームからも指名を受けることは出来なかった。

クラークは同年夏のNBAサマーリーグで、マイアミ・ヒートゴールデンステート・ウォリアーズの一員として参加[1]。ウォリアーズの一員として参加していたフェニックス・サンズとの試合で33得点を記録したことで注目され[2]、7月29日にユタ・ジャズと2年契約を締結した[3]。しかし、ジャズでは十分に出場機会を得ることは出来ず、Dリーグで過ごすことが多くなり、結局2015年3月26日に解雇[4]。2日後にデンバー・ナゲッツと契約し、残りシーズンを過ごした[5]

2015年7月25日、ゴールデンステート・ウォリアーズと契約[6]ステフィン・カリークレイ・トンプソンの先発陣に加え、アンドレ・イグダーラショーン・リビングストンリアンドロ・バルボサといった強力ベンチ陣の中で66試合に出場。12月30日のダラス・マーベリックス戦では、欠場したカリーの代わりに先発で起用され、21得点を記録[7]。プレーオフ1回戦のヒューストン・ロケッツ戦の第3戦では、21分間出場し11得点を記録。第4クォーター終了間際には一時逆転となるレイアップシュートを決めた。

2016年7月7日、ウォリアーズと最低保証額で再契約した。11月1日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、自己最高の22得点を記録し、127-104の大勝に貢献した[8]。約1月半後の12月17日には同じくブレイザーズを相手に、再度キャリアハイを更新する23得点を決めた。2017年3月11日のサンアントニオ・スパーズ戦ではベンチからの出場ながら、33分の出場でさらにキャリアハイを更新する36得点をあげた。ウォリアーズの選手がベンチからの出場で30得点以上をあげたのは2014年のジョーダン・クロフォード(41得点)以来のフランチャイズ記録である。その後もベンチプレーヤーとして奮闘したクラークは6月12日、念願のNBAチャンピオンに輝いた。

2017年8月1日、ニューオーリンズ・ペリカンズと1年160万ドルで契約した[9]

オーストラリアでのキャリア(2022-2024)

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その他

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  • 出身のジャーマンタウン高校では歴代3位となる得点を記録していることを讃え、在学時に着用していた21番が永久欠番となっている。[要出典]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2013–14 UTA 23 0 7.5 .388 .355 .714 .8 .7 .3 .1 .6 3.0
2014–15 23 0 7.0 .341 .360 1.000 .6 .4 .3 .1 .3 1.9
DEN 7 0 4.4 .364 .200 1.000 .4 .3 .4 .1 .3 1.9
2014-15計 30 0 6.4 .345 .333 1.000 .5 .4 .3 .1 .3 1.9
2015–16 GSW 66 1 8.8 .441 .357 .824 1.0 1.0 .3 .2 .7 3.6
2016–17 77 0 14.8 .487 .374 .759 1.6 1.2 .5 .1 .7 6.8
2017–18 NOP 74 2 19.7 .448 .318 .763 1.7 1.5 .4 .1 .8 7.4
通算:5年 270 3 13.1 .453 .346 .784 1.3 1.1 .4 .1 .7 5.3

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2016 GSW 16 0 9.6 .491 .333 .800 1.1 1.0 .5 .0 .6 4.1
2017 16 0 13.7 .506 .361 .941 1.6 .7 .4 .0 .7 6.8
2018 NOP 9 0 21.1 .424 .357 1.000 1.1 1.2 .9 .2 1.0 7.8
出場:3回 41 0 13.7 .475 .354 .903 1.3 .9 .5 .0 .7 6.0

脚注

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外部リンク

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