アーサー王と円卓の騎士たち (アルバム)
『アーサー王と円卓の騎士たち』(The Myths and Legends of King Arthur and the Knights of the Round Table)は、1975年に発表されたリック・ウェイクマンの3作目のアルバム[4]。イエス脱退後の最初のアルバムである。
『アーサー王と円卓の騎士たち』 | ||||
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リック・ウェイクマン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年10月16日-1975年1月10日 | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | A&M records/キングレコード | |||
プロデュース | リック・ウェイクマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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リック・ウェイクマン アルバム 年表 | ||||
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概要
編集「アーサー王物語」に基づいた作品で、オーケストラの導入など前作『地底探検』との関連性が感じられるとされている[要出典]。前作に引き続いてウィル・マローンがオーケストラの為の編曲を担当した。
LP盤には、ジャケットとほぼ同寸で、2ページのライナーノートを含んだ12ページの「アーサー王と円卓の騎士たち」の豪華ブックレットが添付された。
日本盤はキングレコード(1975年、LP、GP-230)、ポニーキャニオン(1988年、CD、D20Y4027)、ユニバーサル・インターナショナル(2003年、CD、UICY-9263)から発売されている。
リマスター盤
編集収録曲
編集- Arthur – 7:26 (アーサー王)
- Lady of the Lake – 0:45 (湖の妖精)
- Guinevere – 6:00 (王妃グィネヴィア)
- Sir Lancelot and the Black Knight – 5:21 (湖の騎士ラーンスロットと黒騎士)
- Merlin the Magician – 8:51 (魔術師マーリン)
- Sir Galahad – 5:51 (騎士ガラハド)
- The Last Battle – 9:41 (最後の戦い)
クレジット
編集- リック・ウェイクマン (Keyboards)
- The Band
- Ashley Holt, Gary Pickford Hopkins (Vocals)
- Jeffery Crampton (Guitars)
- Roger Newell (Bass)
- Barney James (Drums)
- John Hodgson (Percussion)
- イギリス室内合唱団
- Orchestra
- David Measham - 指揮
- ウィル・マローン - 編曲
- Terry Taplin (Narration)
その後の「アーサー王と円卓の騎士たち」
編集アルバム発表後の1975年5月30日から6月1日まで、ロンドンのウェンブリー・エンパイア・プールに作られたスケートリンクで、本作の完全再演を中心としたアイス・ショーが開かれた[5][注釈 1]。リンク中央には巨大な城を連想させるステージが建てられ、ウェイクマンを含んだ7人編成のバンド、ナレーター、オーケストラ、2つの合唱団が本作を再演し、氷上では国の内外から招待された一流のスケーターが舞った。3つのショーの入場券は完売して、観客は大いに熱狂した。このショーの模様は録画されて、日本でも同年12月にNHK総合テレビジョンの『ヤング・ミュージック・ショー』で放映された[6]。2007年にはDVD1975 Live at the Empire Pool King Arthur on Iceが発売された[7]。
"Arthur"の一部は1979年から1997年、及び2005年に英国放送協会(BBC)の選挙報道のテーマ曲として使用された。
2016年には、再録音盤The Myths & Legends of King Arthur & The Knights of the Round Table 2016が発売された[8]。
The Myths & Legends of King Arthur & The Knights of the Round Table 2016
編集収録曲
編集- "The Choice of King" (0:11)
- "King Arthur" (7:30)
- "Morgan Le Fay" (7:20)
- "Lady of the Lake" (0:47)
- "Arthur's Queen" (0:36)
- "Guinevere" (6:35)
- "Lancelot & The Black Knight" (5:55)
- "Princess Elaine" (6:39)
- "Camelot" (5:51)
- "The King of Merlins" (0:44)
- "A Wizard's Potion" (0:36)
- "Merlin The Magician" (7:38)
- "The Chalice" (0:48)
- "The Holy Grail" (6:05)
- "The Best Knight" (0:43)
- "The Contest" (0:33)
- "Sir Galahad" (5:13)
- "Percival The Knight" (9:30)
- "Excalibur" (0:30)
- "The Last Battle" (9:51)
演奏者
編集- リック・ウェイクマン - キーボード
- アシュレー・ホルト - ボーカル
- Hayley Sanderson - ボーカル
- Dave Colquhoun - ギター
- マット・ペグ - ベース
- トニー・フェルナンデス - ドラムス
- The Orion Orchestra
- イギリス室内合唱団
- The Nottingham Festival Male Voice Choir
- Guy Protheroe - 指揮
- Ian Lavender - ナレーション
脚注
編集注釈
編集- ^ ウェイクマンは完成した本作に大変満足して、エンパイア・プールでコンサートを開きたいと思った。プロモーターに「現時点でエンパイア・プールが空いている日は全て、次の催し物の為に氷が張られているので使用できない」と言われると、彼は「じゃあ、氷の上でやろう」と言い放った。
出典
編集- ^ ChartArchive - Rick Wakeman
- ^ Rick Wakeman - Awards : AllMusic
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.315
- ^ “rwcc.com”. 2023年10月8日閲覧。
- ^ Wakeman (1995), pp. 131–132.
- ^ “nhk.or.jp”. 2023年10月1日閲覧。
- ^ “rwcc.com”. 2023年10月1日閲覧。
- ^ “rwcc.com”. 2023年10月13日閲覧。
引用文献
編集- Wakeman, Rick (1995). Say Yes!. London: Hodder & Stoughton. ISBN 0340621516