アンナ・シェヴィエルスカ
アンナ・シェヴィエルスカ(Anna Siewierska、1955年12月25日 ポーランド グディニャ - 2011年8月6日 ベトナム ダラット)は、ポーランド生まれの言語学者で、オーストラリア、ポーランド、オランダ、イギリスで活躍した。ランカスター大学の言語学の教授で、言語類型論の専門家であった。
生涯
編集父が商社で働いていた関係でオーストラリアで育った。モナシュ大学のBarry Blakeのもとで言語学を学び、ここで書き上げた受動態に関する修士論文はその後出版され、広く引用された。[1][2]1980年からはグダニスク大学で働いた。当時歴史的な局面を迎えていた「連帯」の活動に関わり、「連帯」の指導者と英語を使うジャーナリストとの仲立ちをした。1985年には語順に関する論文でモナシュ大学から博士号を取得。[1]
ランカスター大学に移る前の1990年から1994年まではアムステルダム大学で働き、シモン・C・ディックの機能文法のグループで活動した。2001年から2002年まで欧州言語学学会の会長を、2007年から2011年まで言語類型論学会(Association of Linguistic Typology)の会長を務めた。[1][3]
夫はオランダの言語学者Dik Bakker。休暇中のベトナムで交通事故に遭い命を落とした。香港で開催された言語類型論学会の大会の直後のことであった。[3]
脚注
編集- ^ a b c http://www.linguistic-typology.org/tribute-Anna.pdf Martin Haspelmath, Association for Linguistic Typology (PDF)
- ^ http://sle2011.cilap.es/downloads/vanderauwera_anna.pdf Johan van der Auwera, Societas Linguistica Europaea (PDF)
- ^ a b http://www.timeshighereducation.co.uk/417510.article Sarah Cunnane, THES
外部リンク
編集- http://www.ling.lancs.ac.uk/staff/anna/Professor-Anna-Siewierska.pdf University of Lancaster (PDF)