アンドラの国歌
アンドラの国歌は「偉大なるカルレマニ」の歌い出しで、アンドラの賛歌とも呼ばれる。作詞者はウルヘル司教を務めたベンリョーク(Joan Benlloch i Vivó, 1864年-1926年)、作曲者はサン・ジュリア・デ・ロリア出身のマルファニ(Enric Marfany Bons, 1871年-1942年)である[1]。1914年9月8日、メリチェイの聖母の記念日に国歌として初めて演奏された[2]。
El Gran Carlemany | |
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和訳例:アンドラの賛歌 | |
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作詞 | エンリク・マルファニ・ボーンス |
作曲 | ホアン・ベンリョーク・イ・ビボ |
採用時期 | 1914年9月8日 |
試聴 | |
歌詞はフランスとスペインの間に位置するアンドラ公国の歴史を、アンドラを主語とする1人称で歌っている[1]。建国の父と伝えられるカルレマニ(フランク王国のカール大帝のカタルーニャ語での呼び名)やアンドラの守護聖人であるメリチェイの聖母らに、さらなる庇護を願う内容である。
歌詞
編集原詞(カタルーニャ語)
El gran Carlemany, mon pare,
dels alarbs me deslliurà,
i del cel vida em donà,
de Meritxell la gran Mare.
Princesa nasquí i Pubilla
entre dos nacions, neutral;
sols resto l'única filla,
de l'imperi Carlemany.
Creient i lliure onze segles,
creient i lliure vull ser.
siguin els furs mos tutors
i mos Prínceps defensors!
i mos Prínceps defensors!
出典
編集- ^ a b 21世紀研究会(編纂)『国旗・国歌の世界地図』文藝春秋、日本〈文春新書〉、2008年。ISBN 9784166606450。
- ^ マイケル・ジェミーソン・ブリストウ、別宮貞徳(飜譯)『世界の国歌総覧―全楽譜付き』悠書館、日本、2008年。ISBN 9784903487229。