アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ
アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ(Antoine Valois-Fortier 1990年3月13日- )は、カナダのケベック州ケベック・シティー出身の柔道選手。階級は81kg級。身長190cm[1][2]。
獲得メダル | ||
---|---|---|
アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ | ||
カナダ | ||
柔道 | ||
オリンピック | ||
銅 | 2012 ロンドン | 81kg級 |
世界柔道選手権 | ||
銀 | 2014 チェリャビンスク | 81kg級 |
銅 | 2015 アスタナ | 81kg級 |
銅 | 2019 東京 | 81kg級 |
パンアメリカン競技大会 | ||
銅 | 2011 グアダラハラ | 81kg級 |
人物
編集柔道は5歳の時に始めた[3]。2011年の世界選手権では2回戦でドイツのオーレ・ビショフの前に敗れた[2]。2012年のパンナム選手権では2位となった[2]。ロンドンオリンピックでは無名選手ながら初戦で北京五輪73㎏級王者のエルヌル・ママドリ、2回戦で地元イギリス期待のイアン・バートン、3回戦で世界選手権銀メダリストのスルジャン・ムルバリエビッチといった強敵を立て続けに破る活躍を見せ、準々決勝でロシアのイワン・ニフォントフに敗れたが、その後の敗者復活戦を勝ち上がると3位決定戦でアメリカのトラヴィス・スティーブンスを破って銅メダルを獲得した[1]。2014年の世界選手権では決勝でグルジアのアブタンディル・チリキシビリに敗れるも2位になった[4][5]。2015年の世界選手権では準決勝でフランスのロイク・ピエトリの前に敗れ3位だった[6]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは初戦で2014年の世界王者のロイク・ピエトリを破るも、準々決勝でロシアのハサン・ハルムルザエフに敗れると、敗者復活戦では世界チャンピオンの永瀬貴規に敗れて7位にとどまった[2]。2018年からパンナム選手権を2連覇した[2]。2019年には地元カナダで初開催となったIJFワールド柔道ツアーのグランプリ・モントリオール決勝で永瀬に内股で敗れて2位だった[7]。東京で開催された世界選手権では準々決勝で敗れるも、その後の敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[8]。2021年7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは2回戦で敗れた[9]。11月には現役引退を表明した。今後はカナダナショナルチームのコーチに就任することになった[10]。
主な戦績
編集- 2010年 - ワールドカップ・マルガリータ島 3位
- 2010年 - ワールドカップ・サンサルバドル 3位
- 2010年 - ワールドカップ・アピア 3位
- 2011年 - パンナム選手権 3位
- 2011年 - グランドスラム・リオデジャネイロ 5位
- 2011年 - ワールドカップ・マルガリータ島 2位
- 2011年 - パンアメリカン競技大会 3位
- 2011年 - ワールドカップ・アピア 2位
- 2012年 - ワールドカップ・オーバーヴァルト 2位
- 2012年 - パンナム選手権 2位
- 2012年 - ロンドンオリンピック 3位
- 2013年 - パンナム選手権 2位
- 2014年 - グランドスラム・バクー 3位
- 2014年 - パンナム選手権 2位
- 2014年 - 世界選手権 2位
- 2014年 - グランドスラム・アブダビ 2位
- 2014年 - グランドスラム・東京 5位
- 2015年 - パンナム選手権 3位
- 2015年 - グランプリ・ウランバートル 優勝
- 2015年 - グランドスラム・チュメニ 2位
- 2015年 - 世界選手権 3位
- 2016年 - パンナム選手権 優勝
- 2016年 - リオデジャネイロオリンピック 7位
- 2017年 - グランプリ・フフホト 優勝
- 2017年 - アジアオープン・台北 優勝
- 2018年 - ヨーロッパオープン・ソフィア 2位
- 2018年 - パンナム選手権 優勝
- 2019年 - グランプリ・トビリシ 3位
- 2019年 - グランプリ・アンタルヤ 3位
- 2019年 - パンナム選手権 優勝
- 2019年 - グランプリ・モントリオール 2位
- 2019年 - グランプリ・ザグレブ 2位
- 2019年 - 世界選手権 3位
- 2020年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2020年 - グランドスラム・ブダペスト 2位
(出典[2]、JudoInside.com)。
関連記事
編集脚注
編集- ^ a b Antoine Valois-Fortier Biography and Olympic ResultsArchived 2020年4月17日, at the Wayback Machine.
- ^ a b c d e f profile
- ^ “VALOIS-FORTIER Antoine's multimedia info and results”. 2014年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月1日閲覧。
- ^ World Championships 2014
- ^ World Championships, Chelyabinsk 2014
- ^ “Championships 2015, Astana”. 2015年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月27日閲覧。
- ^ Japan Strikes Again, Canada Shines on Home Soil
- ^ World Judo Championships 2019
- ^ Olympic Games Tokyo 2020
- ^ Valois-Fortier and Daniela Krukower become coach in Canada
外部リンク
編集- アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ - JudoInside.com のプロフィール
動画
編集- 2012年オリンピック81kg以下級銅メダル決定戦:アントワーヌ・ヴァロア=フォルティエ対トラヴィス・スティーブンス (YouTube動画、IOCにより公開)