アントニオ・デマルコ
アントニオ・デマルコ(Antonio DeMarco、1986年1月7日 - )は、メキシコの男性プロボクサー。シナロア州ロスモチス出身。元WBC世界ライト級王者。メキシカンスタイルでは珍しいサウスポー。
基本情報 | |
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本名 | アントニオ・デマルコ・ソト |
通称 | Tony de Marco |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 178cm |
リーチ | 180cm |
国籍 | メキシコ |
誕生日 | 1986年1月7日(38歳) |
出身地 | シナロア州ロスモチス |
スタイル | サウスポー |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 41 |
勝ち | 33 |
KO勝ち | 24 |
敗け | 7 |
引き分け | 1 |
来歴
編集2009年2月7日、NABO北米ライト級王座決定戦でアルマズベック・ライムクロフ(ウズベキスタン)と対戦し、9回終了時棄権による勝利を収め王座を獲得した。
2009年10月31日、WBC世界ライト級暫定王座決定戦で、同級2位で元WBA世界ライト級王者のホセ・アルファロ(ニカラグア)と対戦し、10回TKO勝ちで暫定王座を獲得した[1]。
2010年2月6日、メキシコ・モンテレイのモンテレーアリーナで行われたWBC世界ライト級王座統一戦で、正規王者エドウィン・バレロ(ベネズエラ)と対戦。9回終了時に棄権し王座から陥落した[2]。バレロは2か月後の4月19日に自殺したため、生涯最後の対戦相手となった[3]。
2011年2月26日、WBC世界ライト級シルバー王者で同級2位のレイジェス・サンチェス(メキシコ)と対戦し、3-0の判定勝ちでシルバー王座とWBC世界ライト級王座挑戦権を獲得した[4]。
2011年10月15日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われたWBC世界ライト級王座決定戦で、世界2階級制覇王者で同級2位のホルヘ・リナレス(帝拳)と対戦。リナレスの鼻筋と右まぶたがカットし流血。11回、鮮血に染まった顔面に連打を浴びせレフェリーストップ。TKO勝ちで王座返り咲きを果たした[5]。
2012年3月17日、地元ロスモチスで同級15位ミゲル・ローマン(メキシコ)と対戦し、5回KO勝ちで初防衛に成功した[6]。
2012年9月8日、アメリカ・カリフォルニア州オークランドのオラクル・アリーナで同級15位ジョン・モリーナ・ジュニア(アメリカ)と対戦し、ライト級最短KO決着となる初回44秒TKO勝ちで2度目の防衛に成功した。左ストレートが当たった途端モリナは腰砕けになって一気に後退。最後はロープ際で滅多打ちにしてダウン寸前になった所をレフェリーが救出した。
2012年11月17日、アメリカ・ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで、同級4位で元WBO世界スーパーフェザー級王者エイドリアン・ブローナー(アメリカ)と対戦し、8回に左アッパーで初ダウンを奪われるとそのままセコンドが棄権を申請し8回1分49秒TKO負けで3度目の防衛に失敗し、王座から陥落した[7]。
2014年11月22日、マカオにあるザ・ベネチアン・マカオ内コタイ・アリーナでマニー・パッキャオVSクリス・アルギエリの前座でWBA世界スーパーライト級王者ジェシー・バルガスと対戦するが、0-3(3者とも112-116)の判定負けを喫し2階級制覇達成とはならなかった[8]。
2015年6月21日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナでランセス・バルテレミーとノンタイトル10回戦で対戦し、4回にダウンを奪われ、9回にはバルテレミーがローブローで減点されるも、0-3の判定負けを喫し、引退を表明した[9][10][11]。
2015年9月26日、引退を撤回してオマール・フィゲロアと対戦が決まっていたが、フィゲロアが練習中に肘を負傷して試合中止となった[12]。
2015年12月12日、テキサス州サンアントニオのAT&Tセンターでオマール・フィゲロアとスーパーウェルター級契約のノンタイトル12回戦で対戦し、0-3の判定負けを喫した。
獲得タイトル
編集脚注
編集- ^ 暫定王者デマルコ、バレロ戦に意欲 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年11月4日
- ^ バレロ、27連続KOで王座統一 WBCライト級 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年2月7日
- ^ ショック! バレロ自殺 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年4月20日
- ^ デマルコ、挑戦権&シルバー王座ゲット ボクシングニュース「Box-on!」 2011年2月27日
- ^ リナレス大流血 デマルコに逆転TKO負け ボクシングニュース「Box-on!」 2011年10月17日
- ^ デマルコ初防衛 ローマンをKO ボクシングニュース「Box-on!」 2012年3月18日
- ^ ブロナー、デマルコ倒し2階級制覇 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年11月19日
- ^ ゾウが世界前哨戦に勝利、ロマチェンコ初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月23日
- ^ バルテレミーが元世界王者対決制す Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月22日
- ^ “Antonio DeMarco To Retire After Barthelemy Defeat”. Boxing Scene.com (2015年6月23日). 2015年6月24日閲覧。
- ^ アントニオ・デマルコ引退へ、元WBCライト級王者 Boxing News(ボクシングニュース) 2015年6月24日
- ^ “Omar Figueroa out of September 26 PBC fight with elbow injury”. Bad Left Hook (2015年9月17日). 2015年9月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- Antonio DeMarco (@De_Marco07) - X(旧Twitter)
- アントニオ・デマルコの戦績 - BoxRec
暫定王座決定戦 対戦者 ホセ・アルファロ |
WBC世界ライト級暫定王者 2009年10月31日 - 2010年2月6日 |
次暫定王者 王座統一戦により消滅 |
空位 前タイトル保持者 ウンベルト・ソト |
WBC世界ライト級王者 2011年10月15日 - 2012年11月17日 |
次王者 エイドリアン・ブローナー |