アンジェラ・ヒューイット
アンジェラ・ヒューイット | |
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基本情報 | |
生誕 |
1958年7月26日 カナダ オンタリオ州オタワ |
学歴 |
トロント王立音楽院 オタワ大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
公式サイト | 公式サイト |
アンジェラ・ヒューイットOC, OBE(Angela Hewitt, OC, OBE 1958年7月26日 - )は、カナダのピアニスト。オンタリオ州オタワで教会オルガニストを務める父ゴドフリーがイギリス人のため、イギリスとカナダの二重国籍である。
経歴
編集- 生い立ち
1958年、カナダ・オンタリオ州オタワで生まれた。3歳でピアノの学習を始めた[1]。4歳で初めて公開演奏を行い、5歳で最初の奨学金を獲得した。ピアノのほかにヴァイオリンやリコーダー、バレエも学ぶほどの早熟ぶりであった。9歳のとき、最初のリサイタルをトロント王立音楽院で開いた。1964年から1973年までトロント音楽院に学んだ後、オタワ大学にてフランス人ピアニストのジャン=ポール・セヴィラに師事した。
- 演奏家として
著名なオーケストラと共演して国際的な活動を続けるかたわら、数々の録音を残す。1994年よりハイペリオン・レーベルと契約して、バッハのクラヴィーア作品の全曲録音に挑んでいる。他方でフランス音楽を好み、フランソワ・クープランやショパン、シャブリエ、ラヴェル、メシアンらのピアノ曲を録音している。
1985年よりロンドンに暮らすが、イタリアのウンブリア州にも住まいがある。2005年よりマジョーネにて定期的にトラジメーノ音楽祭を開催し、その芸術監督を担当している。
受賞・栄典
編集演奏と演奏スタイル
編集多岐にわたる作曲家の作品群を精力的に展開しているが、トロント国際バッハ・ピアノ・コンクールにおいて優勝したことからも、特にバッハの演奏においては、「当代一のバッハ弾き」との称号が広く謳われている。平均律クラヴィーア曲集全曲演奏ツアーでは大きな評価を世界から博した。水入りのコップを6個、ピアノ脇に置いて演奏し、途中にその水を飲みながら進める独特の演奏スタイルを見せる。
近年は、イタリア製のFAZIOLIピアノを愛用しており、自宅の他、ツアーに運んで使用しており、日本のリサイタルでも毎回ホールへ持ち込んでいる。
- 来日公演
2010年も4月に日本ツアーが各地で開催された。
外部リンク
編集脚注
編集- ^ 著者吉澤ヴィルヘルム、発行者矢野恵二『ピアニストガイド』株式会社青弓社、印刷所・製本所厚徳所、2006年2月10日、230ページ、ISBN 4-7872-7208-X