アレサンドロ・ロージ(Alessandro Rosi、1627年12月28日 - 1697年4月19日)は、17世紀イタリアの画家である。フィレンツェで働き、宗教画を描いた。

アレサンドロ・ロージ
Alessandro Rosi
自画像 (c.1849)
生誕 (1627-12-28) 1627年12月28日
フィレンツェ
死没 1697年4月19日(1697-04-19)(69歳没)
フィレンツェ
テンプレートを表示

略歴

編集

フィレンツェのRovezzanoで生まれた。チェザーレ・ダンディーニ(Cesare Dandini: 1596-1657)かヤコポ・ヴィニャーリ(1592-1662)の弟子であり、カルロ・ドルチ(1616-1686)とともに学んでいたとされるが[1]、その生涯についてあまり知られていない。ローマでも修行し、シモン・ヴーエ(1590-1649)やジョヴァンニ・ランフランコ(1582-1647)の作品を研究したとも推定されている。絵を学んだとされるダンディーニの影響は人物の衣装の表現などに見られるとされる。同時代のフィレンツェの美術史家フィリッポ・バルディヌッチはロージの人物像について好意的に評している。

カッシーニ家(Corsini)やリヌッチーニ家(Rinuccini)といった当時のフィレンツェで有力であった一族から支援を受け、彼らの邸宅の装飾画を描いた。1677年からメディチ家のトスカーナ大公コジモ3世タペストリーの工房でタペストリーのデザインもした。

アレサンドロ・ゲラルディーニ(Alessandro Gherardini: 1655–1727)という弟子がいた。

作品

編集

脚注

編集
  1. ^ Alessandro Rosi (1627 - 1707)”. Art History Reference. February 12, 2015閲覧。

参考文献

編集
  • Elisa Acanfora, Alessandro Rosi, Edifir, Florencia (1994) ISBN 8879700197
  • Giuseppe Cantelli, Repertorio della pittura fiorentina del seicento, Florencia (1983)