アルマティモナス門
アルマティモナス門(-もん、Armatimonadetes)は、2011年に提唱された細菌の門である。
アルマティモナス門 | ||||||
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分類 | ||||||
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下位分類(綱) | ||||||
ヨシの根圏から発見されたArmatimonas rosea(アルマティモナス・ロセア)が、既知の細菌門とは系統的に大きく異なることから2011年7月に提唱された。難未培養細菌とされていたOP10系統に属すとみられるが、A. roseaの培養自体はそれほど難しくない。また、2011年10月にはニュージーランドの地熱により加熱された土壌よりChthonomonas calidirosea(クトノモナス・カリディロセア)が発見され、Chthonomonadetes(クトノモナス綱)が、2012年にはチョウセンニンジンの畑からFimbriimonas ginsengisoli(フィンブリイモナス・ギンセンギソリ)が発見されフィンブリイモナス綱が記載された。この3種はグラム陰性の好気性細菌で、何れも化学合成従属栄養により増殖する。
参考文献
編集- 産業技術総合研究所はプレスリリース『新しい「門」アルマティモナデテス』
- Tamaki H, Tanaka Y, Matsuzawa H, Muramatsu M, Meng XY, Hanada S, Mori K, Kamagata Y. (2011). Armatimonas rosea gen. nov., sp. nov., of a novel bacterial phylum, Armatimonadetes phyl. nov., formally called the candidate phylum OP10.. 61. p. 1442-7.