アルフレード・オリアーニ級駆逐艦

アルフレード・オリアーニ級駆逐艦Cacciatorpediniere Classe Alfredo Oriani)は、イタリア王立海軍駆逐艦。4隻が建造された。艦名が作家から採られているため、ポエティ級Classe Poeti)とも呼ばれる。

アルフレード・オリアーニ級駆逐艦
航行するオリアーニ
航行するオリアーニ
基本情報
艦種 駆逐艦
就役期間 1937年-1954年
前級 マエストラーレ級駆逐艦
次級 ソルダティ級駆逐艦
要目
基準排水量 1,750トン
満載排水量 2,450トン
全長 106.7m
最大幅 10.2m
吃水 4.3m
機関方式 ギアードタービン3缶2基 2軸推
出力 48,000hp
速力 39ノット
航続距離 2,190海里(18ノット)
燃料 重油:510t
乗員 173人
兵装
  • 120mm連装砲2基4門
  • 37mm連装機関砲1基2門
  • 20mm機関砲6門
  • 3連装533mm魚雷発射管2基
  • 爆雷投射機2基
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マエストラーレ級駆逐艦の改良型で、対空火力と機関の強化が行われているが、大きな差異はない。1935年より建造され、1937年より順次就役した。

第二次世界大戦では、同型艦4隻で第4駆逐艦戦隊を構成した。カラブリア沖海戦で、ヴィットーリオ・アルフィエーリがボルツァーノと接触し、損傷。スパルティヴェント岬沖海戦では損傷がなかったものの、マタパン岬沖海戦にてヴィットーリオ・アルフィエーリとジョズエ・カルドゥッチが沈没した。 その後、1943年8月9日ヴィンチェンツォ・ジョベルティが、イギリス潜水艦シムーンにより撃沈。9月のイタリアと連合軍の休戦により、アルフレード・オリアーニは、連合軍の指揮下に入った。

大戦後の1948年、唯一生き残ったアルフレード・オリアーニがフランスに引き渡され、駆逐艦デスタン(D'Estaing)と改名。1954年に解体されるまで在籍した。

同型艦

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艦名 由来
アルフレード・オリアーニAlfredo Oriani 同名の作家
ヴィットーリオ・アルフィエーリVittorio Alfieri 同名の劇作家
ジョズエ・カルドゥッチGiosuè Carducci 同名の詩人
ヴィンチェンツォ・ジョベルティVincenzo Gioberti 同名の思想家

関連項目

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外部リンク

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