アユタヤ銀行
アユタヤ銀行 (アユタヤぎんこう、BAY、 英語: Bank of Ayudhya Public Company Limited、タイ語: ธนาคารกรุงศรีอยุธยา จำกัด มหาชน)は、タイで資産規模では5番目に大きい商業銀行[1]。華系財閥のラタナラック家の資本であった。2013年3月時点、タイ国内支店は601ヶ所、海外支店は4ヶ所、ATMは4,388ヶ所。イメージカラーは薄い黄色[要出典]。現地呼称は krungsri(クルンシイ)。
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | SET:BAY |
略称 | BAY |
本社所在地 |
タイ バンコク都ヤンナワ区ラマ3世通り1222番地 |
設立 | 1945年(仏暦2488年)1月27日 |
代表者 |
大和健一 (President & CEO) |
資本金 |
60,741百万タイバーツ (2013年12月31日現在) |
従業員数 |
20,276人 (2014年9月30日現在) |
決算期 | 12月末 |
主要株主 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
外部リンク | アユタヤ銀行 |
概要
編集1945年1月に設立。
2006年(仏暦2549年)、GEキャピタルの出資を受ける。直後、GEキャピタルが独自に展開していた『GEマネーリテール銀行』を合併、割賦販売部門の『ファーストチョイス』、自動車担保ローン『カーフォーキャッシュ』、および消費者金融部門を引き継いだ。消費者金融はファーストチョイスに統合し、『クルンシファーストチョイス』とする。
2012年には、香港上海銀行バンコク支店の個人向けクレジットカード部門を買収。子会社の『クルンシアユタヤカード』に統合させた。
2012年(仏暦2555年)11月、GEキャピタルを吸収したゼネラル・エレクトリックが、保有する全株式の売却を検討していることが明らかになる。この株式は国際競争入札にかけられることになり、三菱UFJフィナンシャル・グループとCIMBが入札に参加する意向も判明した。その後、2次入札を経て2013年6月に三菱UFJの落札が有力となったと報道される。当初約4000億円[1]とされた買収額は最大で5600億円まで膨らむこともわかった[2][3]。
三菱UFJは株式公開買付けを経てラタナラック家以外の全株主から株を取得し、第三者割当増資も行った上で同12月、三菱東京UFJ銀行の連結子会社とされる。これにより、三菱東京UFJ銀行バンコック支店はアユタヤ銀行へ統合することを求められ、2014年(仏暦2557年)12月30日限りで閉店。年が明けた2015年(仏暦2558年)1月5日、アユタヤ銀行のサトーン支店として再出発した[4]。
沿革
編集脚注
編集- ^ a b “三菱UFJ、タイのアユタヤ銀過半数株取得で合意=関係者”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2013年6月22日) 2013年6月22日閲覧。
- ^ “MUFGがタイのアユタヤ銀行買収へ、総額約5600億円”. ロイター. (2013年7月2日) 2015年4月26日閲覧。
- ^ “三菱UFJ:タイのアユタヤ銀買収へTOB-最大5600億円”. ブルームバーグ. (2013年7月2日) 2015年4月26日閲覧。
- ^ 『三菱東京UFJ銀行バンコック支店とアユタヤ銀行の統合完了について』(プレスリリース)株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ 株式会社三菱東京UFJ銀行、2015年1月5日 。2015年3月31日閲覧。
- ^ “タイの大手金融機関アユタヤ銀行がミャンマー店舗を開業”. ASEAN JAPAN (2015年4月29日). 2019年11月17日閲覧。
- ^ “三菱UFJ銀 カンボジアのHKL買収へ”. SankeiBiz(サンケイビズ) (2016年1月28日). 2019年11月17日閲覧。