アメリカマムシ属(アメリカマムシぞく、Agkistrodon)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科に含まれる属。

アメリカマムシ属
カパーヘッド
カパーヘッド Agkistrodon contortrix
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: クサリヘビ科 Viperidae
亜科 : マムシ亜科 Crotalinae
: アメリカマムシ属
Agkistrodon Beauvois, 1799
タイプ種
Agkistrodon contortrix (Linnaeus, 1766)

分布

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アメリカ合衆国エルサルバドルコスタリカニカラグアホンジュラスメキシコ[1]

形態

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最大種はヌママムシで最大全長190センチメートル[1]。頭部背面は計9枚(鼻孔の間の鱗<鼻間板>2枚、前額板2枚、額を被う鱗<額板>1枚、眼上部を被う鱗(眼上板)2枚、頭頂板2枚)の鱗で被われる[1][2]。上側頭骨は後頭骨よりも後方に突出する[2]

分類

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以前は本属Agkistrodonに東アジアに分布する種も含まれ、マムシ属とされていた[2]ミトコンドリアDNA分子系統学的解析から、北アメリカ大陸に分布する種は東アジアに分布する種よりも同所的に分布するヤジリハブ属ガラガラヘビ属などに近縁であると推定された[2]。そのため本属に北アメリカ大陸に分布する種を残して、東アジアに分布する種はマムシ属Gloydiusとして分割された[2]

生態

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森林、水辺などに生息する[1]

食性は動物食で、魚類両生類、爬虫類、鳥類やその卵、小型哺乳類昆虫などを食べる[1]

繁殖形態は胎生[1]

画像

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f 千石正一監修 長坂拓也編著 『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』、ピーシーズ、2002年、136頁。
  2. ^ a b c d e 鳥羽通久、太田英利 『アジアのマムシ亜科の分類:特に邦産種の学名の変更を中心に』「爬虫両棲類学会報」Vol.2006 No.2、日本爬虫両棲類学会、2006年、146-147頁。

関連項目

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