アメリカフウロ
アメリカフウロ(亜米利加風露、Geranium carolinianum)は、フウロソウ科フウロソウ属の雑草。北アメリカ原産の帰化植物[1]。日本国内では、1932年に京都で発見された[1]。現代では全国的に広がり、全国の道ばたなどでよく見かける野草である[1]。
アメリカフウロ | |||||||||||||||||||||
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2007.05.21 福島県会津若松市
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Geranium carolinianum L. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
アメリカフウロ(亜米利加風露) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Carolina cranesbill, Carolina geranium |
概要
編集草丈は数十cm程度で、枝分かれを繰り返しながら横に広がる[1]。小さいものから高さ40cmほどと大きく成長するものもある。 葉は大きく3~5裂し、それぞれの裂片はさらに分かれている。葉には長い柄があり、手のひらのような特徴的な形をしている。花は直径5mm程度で[1]、花びらは5枚[1]。色は薄いピンク色である[1]。花びらが散ると、花の中央がだんだんと伸びてきてその根元に実ができる。最初は緑色をしているが、熟すと黒くなる[1]。
在来種のゲンノショウコと同じ仲間である[1]。アメリカフウロの葉はしばしば赤い縁取りが入り[1]、ゲンノショウコ特有の黒い斑点が見られない[1]。
脚注
編集参考文献
編集- 林弥栄監修、平野隆久写真 『野に咲く花』 山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑1〉、1989年、ISBN 4-635-07001-8。
- 『写真で見る外来雑草』 畜産技術協会、1995年、ISBN 4-88137-056-1。