アシュランド (ドック型揚陸艦)

アシュランド(USS Ashland, LSD-48)は、アメリカ海軍ドック型揚陸艦ホイッドビー・アイランド級ドック型揚陸艦の8番艦。艦名はケンタッキー州レキシントンの、ヘンリー・クレーが少年時代を過ごした邸宅に因んで命名された。その名を持つ艦としては二隻目である。

USS Ashland (LSD-48)
艦歴
発注 1985年12月11日
起工 1988年4月4日
進水 1989年11月11日
就役 1992年5月9日
母港 サンディエゴ
性能諸元
排水量 軽荷排水量:11,149 t
満載排水量:16,883 t
全長 610 ft (185.9 m)
全幅 84 ft (25.6 m)
吃水 21 ft (6.4 m)
機関 コルト・インダストリーズ
16気筒ディーゼルエンジン四基
2軸, 33,000shp (25MW)
最大速度 20+ ノット (37+ km/h)
乗員 士官22名、兵員391名
上陸要員 402名、一時的に102名増員可能
兵装 Mk 38 25mm単装機関銃 2基
ファランクス 20mm CIWS 2基
M2 12.7mm単装機銃 8基
RAM近SAM21連装発射機 2基
上陸艇 LCAC4隻
LCM(8)型機動揚陸艇10隻
AAV7装甲兵員輸送車64両
のいずれか
モットー: Deliver Liberty, Defend Freedom

艦歴

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アシュランドは1988年4月4日にルイジアナ州ニューオーリンズエイボンデール造船所で起工され、1989年11月11日にキャサリーン・フォーリー夫人(シルヴェスター・R・フォーリーJr.提督の妻)によって命名、進水した。1992年5月9日に就役する。

2005年8月19日、ヨルダンのアカバ港に停泊中、アシュランドとキアサージ(USS Kearsarge, LHD-3)は三発のカチューシャ・ロケットの攻撃を受ける。艦に被害はなかったが、一発のロケットによって一名のヨルダン兵が死亡し、もう一発が近くのドックに当たり別の兵士が負傷した。三発目はイスラエルエイラート空港のタクシーに当たったが爆発しなかった。その後アルカーイダに関連するアブドラ・アル・アッザム旅団による犯行声明が行われた。

2013年8月23日から、トーテュガに代わり佐世保基地に配備された。

2023年3月23日、前方展開の任を終え、新たな配属先であるサンディエゴ海軍基地に向けて出港した[1][2]

脚注

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  1. ^ Ashland Completes Forward Deployment to Sasebo”. navy.mil (2023年4月6日). 2023年4月6日閲覧。
  2. ^ 在日米海軍司令部 [@CNFJ] (2023年3月22日). "【大変お世話になりました】". X(旧Twitter)より2023年4月5日閲覧

外部リンク

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