アクセプト・インターナショナル
特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル(英文名: NGO Accept International)は、テロリストの脱過激化・社会復帰支援を通じて、テロ・紛争の解決に取り組む日本の国際協力NGOである[1]。代表は永井陽右。旧名称は日本ソマリア青年機構。
解説
編集”排除するのではなく、受け入れる”という団体独自の理念・アプローチ姿勢のもと、テロ組織からの投降促進活動や、いわゆるテロリストなどの暴力的過激主義者やギャング集団へのカウンセリング、職業訓練、教育支援などのプログラムを通じて、紛争地域におけるテロ組織への新たな加入者を生み出さないことや、現在もなお組織で活動するテロリストの脱過激化を目的とした取り組みを主な事業としている。
現在はソマリア、イエメン、ケニア、インドネシア、日本の5カ国で活動。本部は、日本国内(東京都中央区)に置いている。
2021年には、国際連合の経済社会理事会(ECOSOC)との協議資格である「特殊諮問資格」が正式に付与され、国連NGOとなっている。
沿革
編集- 2011年9月:早稲田大学に在籍中だった永井陽右とソマリア人学生2名により、学生NGO日本ソマリア青年機構として設立[2]。
- 2011年11月:ソマリア人学生の長期留学支援事業(Study Abroad Project)を開始[2]。
- 2011年12月:現地学生団体と合併し、ソマリア人メンバーと活動を開始[2]。
- 2012年10月:ソマリア人難民居住区にてスポーツ用品の寄付を通じた平和構築事業(Cheer up Somali Sports Project) 開始[2]。
- 2013年9月:ソマリア人ギャングの脱過激化・社会復帰支援事業を開始[2]。
- 2017年3月:ソマリア人ギャングの脱過激化・社会復帰事業での受け入れギャング総数が70名を超える[2]。
- 2017年4月:NPO法人アクセプト・インターナショナル設立[2]。
- 2017年7月:ソマリアとケニアの国境・マンデラにおける国連人間居住計画(UN-Habitat)との協働事業の開始[2]。
- 2017年9月:ソマリア人ギャング組織「カリフマッシブ」の全受け入れと同組織の解散を完了[2]。
- 2018年8月:インドネシアにおける元テロリストへの脱過激化プログラムの開始[2]。
- 2019年4月:ソマリア政府との協働事業・DRRプロジェクトの開始[2]。
- 2019年12月:アル・シャバーブ投降兵および逮捕者の脱過激化・社会復帰事業での受け入れが100名を超える[2]。
- 2020年4月:国連人間居住計画との協働の下、新型コロナウイルスへの対応をソマリア・ケニアで開始[2]。
- 2020年11月:第3回パリ平和フォーラムにてRPAモデルが「地球課題を解決するソリューション」として日本から選出[2]。
- 2020年11月:イスラーム教徒を中心とした在日外国人支援、非行少年の更生保護支援を日本国内にて開始[2]。
- 2021年4月:イエメンにて武装勢力からの投降兵への取り組みを開始[2]
- 2021年9月:創立10周年記念[3]。「テロや武力紛争に関わる若者の権利宣言」を発表[2]
- 2021年10月:国連の経済社会理事会(ECOSOC)との協議資格である「特殊諮問資格」を取得[2]
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受賞歴
編集外部リンク
編集- NPO法人アクセプト・インターナショナル - 公式サイト