アクシアム (レコードレーベル)
アクシアム[1](Axiom)は、アイランド・レコードの創設者であるクリス・ブラックウェルの支援を受けて、1990年にミュージシャンのビル・ラズウェルによって設立されたレコードレーベル[2][3]。
アクシアム Axiom | |
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親会社 | パーム・ピクチャーズ |
設立 | 1990年 |
設立者 | クリス・ブラックウェル ビル・ラズウェル |
解散 | 1997年 |
現況 | 活動停止 |
販売元 | Bandcamp |
ジャンル | ワールドミュージック、アヴァンギャルド・ジャズ、フィールド・レコーディング |
国 | アメリカ合衆国 |
本社所在地 | ニューヨーク ブルックリン |
略歴
編集1989年、クリス・ブラックウェルはアイランド・レコードをポリグラムへ売却した。ポリグラムは2000年にユニバーサルミュージックグループの子会社となり、ブラックウェルはCEOとして残った。1997年に、彼は自身のマネージメントに対する抑圧的な監視に苦労した後、ポリグラムを辞任した。そこでアクシアムは閉鎖されたが、ブラックウェルがパーム・ピクチャーズを開始したときに活動が再開された。しかし、パームは音楽ビジネスへの関与を縮小し、アクシアムを再び休眠状態にした。
アクシアムは、ソニー・シャーロックの『アスク・ジ・エイジス』やヘンリー・スレッギルの『トゥ・マッチ・シュガー・フォー・ア・ダイム』のほか、プラクシスやマテリアルなどラズウェルのバンドによるレコードをリリースしている。
サイモン・シャヒーンのムハンマド・アブドゥルワッハーブへのトリビュート、L.シャンカールの『Soul Searcher』、モロッコのグナワ音楽のフィールド・レコーディング、ガンビアのマンディンカ族やフラニ族の音楽、モロッコのリフ山脈のマスター・ミュージシャンズ・オブ・ジャジューカなど、一連のワールドミュージック作品もアクシアムからリリースされた。
パーム・ピクチャーズに移った後のアクシアムは、特にマテリアルや、ラズウェル、ザキール・フセイン、カーシュ・カーレイ、ウスタッド・スルタン・カーンを含むグループであるタブラ・ビート・サイエンスらによる、ほんの一握りのアルバムのみをリリースした。
アーティスト
編集- ウマー・ビン・ハッサン
- ザキール・フセイン
- カーシュ・カーレイ
- ウスタッド・スルタン・カーン
- マテリアル
- プラクシス
- サイモン・シャヒーン
- L.シャンカール
- ソニー・シャーロック
- タブラ・ビート・サイエンス
- ヘンリー・スレッギル
脚注
編集- ^ 「アクシオム」「アクシアム・レコード」の表記もある。意味は「公理」。
- ^ Lavezzoli, Peter (24 April 2006). The Dawn of Indian Music in the West. A&C Black. pp. 342–. ISBN 978-0-8264-1815-9 6 December 2018閲覧。
- ^ Christma, Ed (12 June 1993). “The Axiom Records Saga”. Nielsen Business Media. pp. 1–. 6 December 2018閲覧。