アカデミック・ランクの一覧
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アカデミック・ランクの一覧では、各国の大学・研究機関の職階を示す。
国ごとに制度が異なり、世界で比較できる共通の職階がある訳ではない。同じ呼称があてられていても同等の立場とは限らない。
アジア
編集教授の次の職位は、日本では准教授であり、中国・台湾・韓国では副教授である。その次の職位は、日本では講師または助教、中国では講師または助理教授、台湾では助理教授、韓国では助教授である。中国・台湾・韓国の助教は、日本の助手に相当する[1]。
台湾
編集- 名誉教授 (Professor Emeritus) / 講座教授 (Chair Professor) / 特聘教授 (Distinguished Professor)
- 教授 (Professor)
- 副教授 (Associate Professor)
- 助理教授 (Assistant Professor)
- 助教(Teaching Assistant / Assistant)
韓国
編集- テニュア
- その他
日本
編集→詳細は「日本の大学教員の職階」を参照
- 名誉教授(Professor Emeritus)
- 教授(Professor)
- 准教授(Associate Professor、旧助教授)
- 専任講師(Lecturer / Senior Lecturer / Associate professor / Junior Associate Professor[2])
- 助教(Assistant Professor)
- 助手(Research Associate)
- 非常勤講師
中国
編集ヨーロッパ
編集イギリス
編集- 教授(Professor)
- 準教授(Reader(主にイギリス)、またはAssociate Professor(オーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカ、アイルランド、マレーシア))
- 上級講師(Senior Lecturer)
- 講師(Lecturer)
イギリス連邦の教授の人数は、アメリカの教授の半分程度しかおらず、立場が高い。イギリス連邦の準教授はアメリカの教授の下半分に相当する。イギリス連邦の上級講師は、アメリカの准教授に相当する。イギリス連邦の講師は、アメリカのアシスタント・プロフェッサーに相当する。
フランス
編集ドイツ
編集北米
編集アメリカ合衆国・カナダ
編集アメリカ合衆国とカナダの大学での職階は、教授(Professor)、准教授(Associate Professor)、アシスタント・プロフェッサー(Assistant Professor)、講師(Lecturer)、研究助手などに分かれている[3]。アメリカの講師は日本でいう非常勤講師であり、イギリスの講師よりも立場が低い。
役職としては、学長、副学長、学部長、学科長、講座主任、研究科長などのほか、付属機関の図書館長、病院長、研究所長、センター長、施設長などの役職がある[3]。
脚注
編集- ^ 馬越徹. "新設された 「助教」 名称は適当か-日・韓・中の三国比較の視点から." 名古屋高等教育研究 7 (2007): 231-248.
- ^ 「講師」の職名に係る英語表記について 2020年10月閲覧
- ^ a b 日本高等教育学会『高等教育研究 第1集 高等教育の地平』1998年、157頁
関連項目
編集外部リンク
編集“諸外国における大学教員の職の在り方について” (PDF). 文部科学省 (2017年10月20日). 2023年1月21日閲覧。