ゆめタウン別府
ゆめタウン別府(ゆめタウンべっぷ)は、大分県別府市にある、株式会社イズミが運営するショッピングセンターである。
ゆめタウン別府 youme Town Beppu | |
---|---|
ゆめタウン別府 | |
地図 | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒874-0943 大分県別府市楠町382番7 |
座標 | 北緯33度16分35秒 東経131度30分27秒 / 北緯33.27639度 東経131.50750度座標: 北緯33度16分35秒 東経131度30分27秒 / 北緯33.27639度 東経131.50750度 |
開業日 | 2007年11月29日 |
施設所有者 | 株式会社イズミ |
施設管理者 | 株式会社イズミ |
敷地面積 | 21,300 m² |
延床面積 | 87,735 m² |
商業施設面積 | 21,000 m² |
店舗数 | 97店[2] |
営業時間 | 9:30 - 22:00 |
駐車台数 | 1,600台[2] |
前身 | 楠港(旧別府港) |
商圏人口 | 285,873人(117,779世帯)[1] |
外部リンク | ゆめタウン別府 |
youme |
概要
編集楠港(旧別府港)跡地の市有地に、2007年(平成19年)11月29日に開業した。交通量の多い国道10号(別大国道)に面する別府市の中心市街地に位置している。
沿革
編集出店まで
編集楠港跡地は、1992年(平成4年)12月に埋立てが完成[8]。大規模ホテルの誘致も検討されたが、実現しなかった。2000年(平成12年)2月に策定された「別府市中心市街地活性化基本計画」では、楠港跡地において、国際ホテル・ウォーターフロントガーデン・ショッピングプロムナード・アミューズメント施設等の複合的な開発を目指すこととされ、2004年(平成16年)1月から事業計画の公募を行った結果、同年8月にイズミによる計画が選定された[9]。
しかし、この計画には別府商工会議所などが反対し、市を二分する議論となった。別府商工会議所が主催した出店反対を訴える抗議集会には、会場の定員1,000人を越える1,500人が参加した。誘致推進派であった市長の浜田博は2005年1月に計画の凍結を表明し、開発計画関連議案の議会提出を見送ったが、翌2006年(平成18年)1月に凍結解除を表明[10]。同年4月には任期半ばで辞職し、誘致の是非を争点とする出直し選挙が行われた[11]。この選挙では浜田が再選し、同年6月2日に別府市とイズミの間で立地協定が結ばれ、ゆめタウン別府の進出が決定した[12]。
2期計画
編集ゆめタウン別府出店時の立地協定には、2期計画としてシネマコンプレックスなどを建設することが盛り込まれていた[13]。この新館は、国道10号を挟んで本館向かい側にあった商工会館が移転した後、その跡地を取得して建設する計画であった[14]。2008年(平成20年)7月9日に、内閣総理大臣の認定を受けた「別府市中心市街地活性化基本計画」において、「国の支援がないその他の事業」としてイズミ主体でのゆめタウン別府新館(シネマコンプレックス)建設が盛り込まれた。同計画では規模は4 - 7スクリーンとされていた[15][16]。
イズミは、2008年(平成20年)3月8日に、2009年(平成21年)4月までに2期計画事業に着手するという確約書を別府市に提出したが、2009年(平成21年)12月23日には収益悪化などを理由に延期を表明した[17]。別府市は、2014年(平成26年)9月18日に、イズミとの協議の結果、実現は困難との認識を示している。当時、イズミ側は、シネマコンプレックスは大分駅の新駅ビルJRおおいたシティにも入居する予定があるなど供給過剰であり、将来的にも設置が難しいとの見解を示したとされる[18]。
年表
編集館内
編集- 屋上・5階・4階 - 駐車場
- 3階 - リビング・明林堂書店・フードコート ほか
- 2階 - ファッション・インポート(X-SELL)・ダイソー ほか
- 1階 - 食料品・薬局・レストラン ほか
- 地階 - 駐車場
過去に存在した主要テナント
編集- ブルズキッチン(大分県内から撤退)
- カフェ ラ・パウザ(大分県内から撤退)
- ケンタッキーフライドチキン(店舗縮小を経て別府駅周辺から再撤退、以前は別府駅に出店)
- 3can4on(シューラルーに業態転換・フロア移転)
- オレンジハウス(大分県内から撤退)
- 手芸のいとや(現在はトキハ別府店に出店)
- シュガージュネス(現在はトキハ別府店に出店)
アクセス
編集付近の主要道路
編集- 国道10号(別大国道)
- 大分県道52号別府庄内線(流川通り)
- 秋葉通り
周辺施設
編集商業施設
編集- トキハ別府店
- マルショク流川通り店(2016年9月に旧マルショク流川店跡地に開業)
- マルミヤストア別府駅店
- 別府駅商業施設(別府駅市場商店街、BIIS南館専門店街、B-passageなど)
- ヤマダ電機テックランド別府駅前店
- エディオン別府店
商店街
編集- ソルパセオ銀座商店街
- 流川通り商店街
- 竹瓦小路商店街
その他
編集脚注
編集- ^ a b c d 『ゆめタウン別府』グランドオープンのお知らせ (PDF) 株式会社イズミ、2007年11月27日
- ^ a b 事業紹介 株式会社イズミ
- ^ a b 『ゆめタウン別府』新築工事起工のご案内 (PDF) 株式会社イズミ、2006年10月10日
- ^ ゆめタウン別府/実績紹介 Archived 2016年4月10日, at the Wayback Machine. 清水建設
- ^ 大分県│全国都道府県別SC一覧 一般社団法人 日本ショッピングセンター協会
- ^ 国実市議 「ゆめタウン」丸2年の総括は[リンク切れ] 今日新聞、2010年9月8日(2011年3月6日閲覧)
- ^ サービスガイド│ゆめタウン別府 イズミ・ゆめタウン WEB
- ^ 別府歴史年表 6 平成時代 別府歴史資料デジタルアーカイブ]
- ^ 楠港埋立地活性化プロジェクト 別府市楠港埋立地誘致企業選定委員会の選定結果を報告します (PDF) 市報べっぷ 2004年10月号(2011年3月6日閲覧)
- ^ 各地で大型店出店規制の動き 全国商工新聞、全国商工団体連合会(2011年3月6日閲覧)
- ^ “浜田・別府市長 正式に出馬表明”. 2012年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月6日閲覧。 大分合同新聞、2010年12月7日(2011年3月6日閲覧)
- ^ (株)イズミと立地協定を締結 複合商業施設誘致へ (PDF) 市報べっぷ 2006年7月号
- ^ “シネコンの建設早く 「前向きな対応促す」”. 2010年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月6日閲覧。 大分合同新聞、2010年1月26日(2011年3月6日閲覧)
- ^ 別府商議所:商工会館の移転問題 温泉プール跡地に 検討委が答申まとめ/大分[リンク切れ] 毎日新聞、2008年10月3日(2008年10月11日閲覧)
- ^ 「別府市中心市街地活性化基本計画」認定のお知らせ 別府市(2011年3月6日閲覧)
- ^ 別府市、国に計画申請へ 街中を「にぎわい再生」[リンク切れ] 大分合同新聞、2008年4月15日(2008年10月11日閲覧)
- ^ “ゆめタウン2期計画 社長「しばらく延期」”. 2010年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月6日閲覧。 大分合同新聞、2009年12月23日(2011年3月6日閲覧)
- ^ “シネコン実現は困難 ゆめタウン別府”. 2015年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月22日閲覧。 大分合同新聞、2014年9月19日
- ^ リニューアルオープンのお知らせ[ゆめタウン別府店]