まほろ市
まほろ市(まほろし)とは、様々な小説の舞台となる架空の都市の名。
幻(まぼろし)を都市名にしたものでユートピアと同じく「どこにも存在しない場所」の意味を持つ。または、古事記にある倭建命(日本書紀では景行天皇)の国偲び歌「夜麻登波 久爾能麻本呂婆(後略)」(倭は 國のまほろば)に由来する。
まほろ市が登場する作品
編集- 幻想都市の四季シリーズ
- 祥伝社(祥伝社文庫)から発行された推理小説で架空の都市、真幌市を舞台とした競作シリーズ。以下の4作が刊行されている。
- 倉知淳 『まほろ市の殺人 春 無節操な死人』 ISBN 4396330464
- 我孫子武丸 『まほろ市の殺人 夏 夏に散る花』 ISBN 4396330472
- 麻耶雄嵩 『まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事』 ISBN 4396330480
- 有栖川有栖 『まほろ市の殺人 冬 蜃気楼に手を振る』 ISBN 4396330499
- まほろ駅前シリーズ
- 東京都にあるとされている架空の都市、まほろ市を舞台とした三浦しをん作の小説。文藝春秋刊。第135回直木賞受賞作。東京都町田市がモデルとされている。
- 『まほろ駅前多田便利軒』(文藝春秋) ISBN 4163246703
- 『まほろ駅前番外地』(文藝春秋)ISBN 9784163286006