ふうかしは千葉県の郷土料理[1]。アサリの味噌汁である[1]。
富津市から船橋市にかけての東京湾沿岸地域で食されている[1]。
現在の船橋市は、江戸時代には宿場町として栄え、農業や漁業も盛んに行われていた[1]。船橋浦で獲れた魚介類は江戸の将軍家に献上されることもあり、特にアサリは、豊富に獲れて、身も大きく、味も良かった[1]。冷蔵技術が無かった当時、獲れたアサリは蒸かしてから輸送された[1]。その時の蒸かし汁に、当時は高価だった味噌を少量加え、漁師たちの賄い料理として食べられたものが、ふうかしの始まりとされる[1]。
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