はごろもフーズ

日本の静岡県静岡市にある食品メーカー

はごろもフーズ株式会社: Hagoromo Foods Corporation)は、日本の大手加工食品メーカー。静岡県静岡市駿河区に本社、また同市清水区に本店を置く。

はごろもフーズ株式会社
Hagoromo Foods Corporation
ロゴ
はごろもフーズ 本社
はごろもフーズ 本店(旧本社)
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本
422-8067
静岡県静岡市駿河区南町11番1号 静銀・中京銀静岡駅南ビル3F
本店所在地 424-8750
静岡県静岡市清水区島崎町151番地
北緯35度1分8.1秒 東経138度29分26.0秒 / 北緯35.018917度 東経138.490556度 / 35.018917; 138.490556座標: 北緯35度1分8.1秒 東経138度29分26.0秒 / 北緯35.018917度 東経138.490556度 / 35.018917; 138.490556
設立 1947年昭和22年)7月28日(創業:1931年(昭和6年))
業種 食料品
法人番号 3080001008932 ウィキデータを編集
代表者 後藤康雄代表取締役会長)
後藤佐恵子(代表取締役社長)
松井敬(代表取締役副社長)
資本金 14億4,166万9千円
(2020年3月31日現在)
発行済株式総数 1,032万5,365株
(2020年3月31日現在)
売上高 連結:825億5,200万円
(2020年3月期)
営業利益 連結:30億6,700万円
(2020年3月期)
経常利益 連結:34億200万円
(2020年3月期)
純利益 連結:23億1,600万円
(2020年3月期)
純資産 連結:285億1,300万
(2020年3月31日現在)
総資産 連結:512億9,400万円
(2020年3月31日現在)
従業員数 連結:710人、単体:673人
(2020年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 双研日栄監査法人
主要株主 公益財団法人はごろも教育研究奨励会 42.53%
はごろも高翔会 7.07%
後藤康雄 6.30%
株式会社静岡銀行 2.82%
農林中央金庫 2.82%
株式会社榎本武平商店 1.45%
木内建設株式会社 1.31%
三井物産株式会社 1.05%
東洋製罐グループホールディングス株式会社 0.83%
(2016年3月31日現在)
主要子会社 マルアイ商事株式会社 100%
セントラルサービス株式会社 100%
P.T.アネカ・ツナ・インドネシア 33.0%
(2017年4月1日現在)
関係する人物 溝口康博(元社長)
外部リンク https://www.hagoromofoods.co.jp/
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ツナ缶を日本の食生活に持ち込んだことで知られ、缶詰レトルト食品パスタ等を製造する。ツナ缶のトップブランドシーチキン」や「シャキッとコーン」、「ポポロスパゲティ」、「ポポロサラスパ」などが有名である。ペットフード魚油飼料などの製造販売なども行っている。

コーポレート・メッセージは「人と自然をおいしくつなぐ」。

沿革

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  • 1931年昭和6年)5月 - 後藤缶詰所として創業。
  • 1947年(昭和22年) - 株式会社清水屋を設立。
  • 1948年(昭和23年)5月 - 後藤物産缶詰株式会社に商号変更。
  • 1958年(昭和33年)11月 - 「シーチキン」の商標を登録。
  • 1967年(昭和42年)6月 - シーチキンのテレビコマーシャル開始。
  • 1969年(昭和44年)7月 - はごろも缶詰株式会社に商号変更。
    • 社名は三保の松原(清水区)の羽衣伝説に由来する。幸福をもたらす天女の「はごろも」が平和と繁栄のシンボルにふさわしいということで社名・商標に採用された。
  • 1987年(昭和62年)12月 - CI導入により「はごろもフーズ株式会社」に商号変更(なお、商品などに表示されている『Hagoromo』ロゴも、はごろも缶詰時代末期にブロック体から現在の丸みを帯びた書体に変更されている)。
  • 2000年(平成12年)2月 - 東証2部に上場。
  • 2003年(平成15年)4月 - 清水市が静岡市と対等合併したのに伴い、本店所在地の住所が静岡市清水島崎町(旧・清水市島崎町)に変更される。
  • 2005年(平成17年)4月
  • 2008年(平成20年) - 渋沢栄一賞を受賞。
  • 2010年(平成22年)8月 - 株式会社マルアイが製造販売している一部乾物製品(削り節、ふりかけなど)の販売権を譲受。
  • 2017年(平成29年)4月 - 株式会社マルアイを吸収合併[2]
  • 2018年(平成30年)3月26日 - 本社機能を静岡市駿河区に移転し、業務開始[3]。なお、清水区の旧本社はこれ以降本店及び、商品の研究・開発拠点となる「はごろもイノベーションセンター」に改めた[4]
  • 2020年(令和2年)10月5日 - 新清水プラントでシーチキン70グラム缶の製造を開始[5]
  • 2021年(令和3年)3月1日 - 連結子会社であるはごろも商事株式会社を吸収合併。

事業所

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富士山パスタプラント
本社
静岡県静岡市駿河区南町11番1号 静銀・中京銀静岡駅南ビル3F
本店(旧本社)・はごろもイノベーションセンター
静岡県静岡市清水区島崎町151
東京支店
東京都中央区八丁堀1-5-2 はごろもビル
大阪支店
大阪府大阪市都島区片町2-2-48 JEI京橋ビル
名古屋支店
愛知県名古屋市中区新栄町2-9 スカイオアシス栄
営業所
札幌市仙台市広島市福岡市など全国19拠点
焼津プラント
静岡県焼津市大島742
バイオプラント
静岡県焼津市惣右衛門字稗島1225‐8
富士山パスタプラント
静岡県静岡市清水区島崎町151-1
サンライズプラント
静岡県焼津市田尻1855-24
熱田プラント(旧マルアイ本社工場)
愛知県名古屋市熱田区一番2-51-1
木曽岬プラント(旧マルアイ木曽岬工場)
三重県桑名郡木曽岬町大字栄288

ミルククラウンのサウンドロゴ

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CI導入の1987年(昭和62年)〜2004年(平成16年)頃までに放映された同社の30秒テレビCMには、フィルム形式で、ブルーバックにミルククラウンという水滴が落ちる瞬間を撮影し、「はごろもフーズ」の白文字が画面奥から手前に飛び出してくる、サウンドロゴが長らく使われていた。それ以来しばらくサウンドロゴを取り入れてこなかったが、女優宮崎あおいを起用し、2014年11月から放映を開始した「シーチキン」のテレビCMから、CGで再現されたデジタル対応の新サウンドロゴの映像が使われている[6]

なお、北海道札幌市に本社を置くホテルチェーンのカラカミ観光のサウンドロゴもはごろもフーズに類似したミルククラウンが落ちる瞬間を撮影した映像を取り入れている。

代表的な商品

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シーチキン
  • シーチキン - マグロ又はカツオを油漬け又は水煮にした缶詰のブランドで、当社の主力商品。
  • シャキッと!コーン
    • シャキッと!コーン バタコ(通称バタコ) - 電子レンジで調理するレトルトタイプのバターコーン。
      • じゃがバタコ
      • スパイシーガーリックペッパー味
  • 甘みあっさりフルーツ
  • ポポロスパ - 1人分を1束に結束したスパゲッティ
  • ポポロサラスパ - サラダ専用のスパゲッティ。
  • スパグラ - ソースとスパゲッティがセットになったスパゲッティで作るグラタンの素。旧商品名は「スパゲッティグラタン」。
  • パパッとライス - 100gずつ小分けにした食べきり2膳分の無菌包装米飯
  • ねこまんまシリーズ(ペットフード

マルアイから販売権を譲受した商品

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  • PL(Pure Life)ふりかけ→パパッとふりふりシリーズ
譲受後もブランドは継続されていたが、2011年(平成23年)から現名称に変更。
  • かつおパック
2016年(平成28年)から「はごろも舞」のブランドが付けられる。
  • 味付のり 他

過去に存在した商品

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  • こつぶ - オレンジの果肉粒が入った、果肉入り清涼飲料のさきがけ的商品。[7] [8]

不祥事

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  • 2016年10月 - 山梨県内のスーパーで販売された「シーチキンLフレーク」にゴキブリとみられる昆虫1匹が混入していることが発見された[9][10]。缶詰を購入した甲府市内の女性に謝罪した。はごろもフーズでは製造日から1年以上経過しているため連続性はないと判断。商品回収はしない方針だが、当該商品を製造した下請け工場では一時的に当該商品の製造を中止すると発表している[11][12]。2017年11月、ブランドイメージが傷つけられたとして下請け工場を提訴した。2022年11月8日、静岡地方裁判所は下請け工場に対し約1億3000万円の損害賠償の支払いを命じた[13]。同月17日、下請け工場は判決を不服として控訴した[14]

提供番組

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はごろもフーズの「清水もつカレー缶」
現在の提供番組
過去の提供番組

CM出演者

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脚注

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  1. ^ 会社概要・所在地 - はごろもフーズ株式会社
  2. ^ 連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ はごろもフーズ株式会社 2016年10月14日(PDF)
  3. ^ 本社移転および電話番号の変更のご案内
  4. ^ 本社移転および「はごろもイノベーションセンター」設立に関するお知らせ
  5. ^ エコアクション21環境経営レポート” (PDF). はごろもフーズ. p. 8. 2023年9月9日閲覧。
  6. ^ シーチキン新CM放映開始のお知らせ | ニュースリリース | 会社情報 | はごろもフーズ
  7. ^ 当初はオレンジのみであったが、後にブドウグレープフルーツパイナップルが追加された。後にはごろもフーズが飲料製造事業を終了したため製造販売が打ち切られている。
  8. ^ グレープカンパニー所属のお笑い芸人、サンドウィッチマンの主に長編ネタにおいて、飲料枠でこのこつぶが登場する。販売終了後もその事を踏まえて使用され続けている。
  9. ^ シーチキン缶にゴキブリ混入 体長15ミリ 山梨で販売
  10. ^ 「シーチキン」にゴキブリ混入、約15ミリ 販売スーパーは調査要請「納得できない」
  11. ^ お詫びとお知らせ
  12. ^ お詫びとお知らせ②
  13. ^ “ツナ缶虫混入で賠償命令 はごろもの下請け業者に”. 産経新聞. (2022年11月8日). https://www.sankei.com/article/20221108-44M3ZV5M75IAVBBJG4BMG36C2E/ 2022年11月8日閲覧。 
  14. ^ “ツナ缶に虫混入、はごろもフーズの下請け会社が控訴 賠償請求訴訟”. 朝日新聞. (2022年11月18日). https://www.asahi.com/sp/articles/ASQCL001XQCKUTPB003.html 2024年8月26日閲覧。 

外部リンク

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