にぼしいわし
にぼしいわしは、フリーの女性お笑いコンビ。2013年4月結成。女芸人No.1決定戦 THE W8代目女王。
にぼしいわし | |
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メンバー |
香空にぼし 伽説いわし |
結成年 | 2013年 |
事務所 |
(よしもとクリエイティブ・エージェンシー→) (スパンキープロダクション→) フリー |
活動時期 |
2013年 - 2014年 2015年 - |
出身 | NSC大阪校35期 |
出会い | 高校の同級生 |
現在の活動状況 | ライブ中心 |
芸種 | 漫才 |
ネタ作成者 | 伽説いわし |
同期 |
ゆりやんレトリィバァ ガンバレルーヤ 濱田祐太郎 熊元プロレス(紅しょうが) |
公式サイト | 公式サイト |
受賞歴 | |
2024年 女芸人No.1決定戦 THE W 優勝 |
メンバー
編集来歴・概要
編集高校1年生の時に同じクラスで出会う。入学式の前の健康診断でみんなが体育館に移動するために廊下に並んでる中、ずっと教室でカバンの中をゴソゴソしているにぼしに、いわしが「なんか探してるん?」と聞き、「なんも探してない」と返されたのがきっかけ[2]。
二人ともお笑い好きというのではなく、クラスの隅っこにいるタイプであった。しかし、文化祭でクラスの陽キャたちが漫才をやっているのを見て、「ウチらのほうがおもろいねん」と考え[2]、高校3年生の時に現在と同じコンビ名でハイスクールマンザイ2010に出場、近畿大会準決勝に進出する。そのときの優勝者は現レインボーの池田直人が組んでいたコンビ「STAND BOX」で、現霜降り明星の粗品のコンビ「スペード」、せいやのコンビ「ドンパルトン」も同じ大会に出場していた[3]。
高校卒業後いわしは大学に合格、進学するが、にぼしは1年浪人する。その間にいわしはにぼしの分も含めたNSCの入学金を稼ぐが、20万円足りず、最終的にいわしの祖母に出してもらった[2]。
高校卒業から1年経った後に2人で大阪NSCに入学する。2013年にデビューするが、自信を失って一度吉本興業を辞め、大学に通って一般職に就いた[4]。大阪のフリーライブ「C★マン」にエントリーしていたが、2014年9月に活動休止[5]。2015年のM-1グランプリ復活を機にゆるやかに再始動し、季節の変わり目くらいのスパンでインディーズライブに出場した結果、2018年からスパンキープロダクションに所属。2019年3月まで2人共働きながら芸人をしていたが、退職して手当たり次第にインディーズライブに出演[6]。以降、大阪のインディーズライブを拠点に月60本程度の舞台で活動する[7]。
2020年8月末を持って、スパンキープロダクションを退所し、フリーとして大阪を中心に活動。吉本興業の強い大阪において「非吉本」芸人の連携を深める役割を果たし[8]、風穴あけるズ、ボニーボニーとともに劇場「楽屋A」のトップメンバーにもなった[9]。
2023年7月に行われた単独ライブ「グーチョキパーにおいて」の大阪公演エンディングにて東京進出を発表。これに伴い「楽屋A」を卒業、そして9月22日に行われた大阪ラストライブ「ヤングvsにぼしいわし全面戦争」を以て活動拠点を東京に移した。
デビュー以来個人の芸名は「にぼし」「いわし」であったが、2024年に名字をつけることを表明し、Aマッソ加納、ガクテンソク奥田、動物チームかんざき、スーズ黒木、風穴あけるズ安藤からそれぞれ考案してもらった5つの候補から投票で選び、安藤考案の「香空にぼし」「伽説いわし」となった[10][11]。
女芸人No.1決定戦 THE Wでは2019年大会で初の決勝進出を果たすもそのこに敗れ、2020年大会でも2年連続で決勝に進出するが、満場一致でTEAM BANANAに屈する。2022年大会でも3度目の決勝進出を果たすが、またも満場一致で紅しょうがに屈して1stステージを突破することができなかった。2024年大会で4度目の決勝進出を果たして決勝初進出のやました、もじゃを破り、4度目の挑戦で初めて1stステージを突破した。最終決戦では4票を獲得し紺野ぶるま、忠犬立ハチ高を破り4度目の挑戦で優勝が決定した[12]。優勝後の会見で、いわしは、「漫才2本では勝てない大会だと思われていたので、漫才で勝ててうれしい」とコメントした[13]。
芸風
編集ネタは主に漫才で、スローテンポなしゃべくり漫才。ネタ作り担当のいわしは、「『女性あるある』みたいなやつは自分たちがあるあるに感じている事と世間があるあるに感じている事がズレてるんで、ネタとしてもできないし、あまりそういうネタは好んで見ないので外してます」「『にぼしが言ったら面白いこと』というのを大前提に考えて」いると語っている[14]。
賞レース成績
編集年度 | 結果[1] | エントリーNo. | 会場 | 日時 |
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2015年(第11回) | 1回戦敗退 | 1707 | YMCA国際文化ホール | 9月26日 |
2016年(第12回) | 2回戦進出 | 908 | 大丸心斎橋劇場 | 10月6日 |
2017年(第13回) | 3回戦進出 | 1561 | よしもと漫才劇場 | 10月24日 |
2018年(第14回) | 2回戦進出 | 2446 | 大丸心斎橋劇場 | 10月13日 |
2019年(第15回) | 準々決勝進出 | 744 | なんばグランド花月 | 11月18日 |
2020年(第16回) | 926 | 11月16日 | ||
2021年(第17回) | 16[注 1] | ルミネtheよしもと | 11月17日 | |
2022年(第18回) | 751 | 11月16日 | ||
2023年(第19回) | 3回戦進出 | 2384 | KANDA SQUARE HALL | 11月8日 |
2024年(第20回) | 442 | 11月8日 |
年度 | 結果 | 会場 | 備考 |
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2019年(第3回) | 決勝進出 | 日本テレビ | Aブロック1stステージ敗退 |
2020年(第4回) | |||
2021年(第5回) | 準決勝進出 | ルミネtheよしもと | |
2022年(第6回) | 決勝進出 | 日本テレビ | Cブロック1stステージ敗退 |
2023年(第7回) | 準決勝進出 | ルミネtheよしもと | |
2024年(第8回) | 優勝 | 日本テレビ | Aブロック1stステージ勝ち抜き、最終決戦優勝 |
- 2022年 - 第43回ABCお笑いグランプリ 最終予選進出
- 2024年 - ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ2024年冬 第2位(準優勝)
出演
編集テレビ
編集- 女芸人No.1決定戦 THE W(日本テレビ、2019年12月9日・2020年12月14日・2022年12月10日・2024年12月10日)
- 漫才マン the ゴールド(関西テレビ、2020年2月15日)
- まいど!ジャーニィ〜(BSフジ、2021年1月17日・24日・31日) - 天才ピアニスト、ベルサイユと共に出演
- スッキリ(日本テレビ、2022年12月8日)
- ファイナリスト芸人が夢の競演!幻の優勝ネタ祭り(テレビ東京、2023年1月1日)
- 片っ端から喫茶店(テレビ大阪、2023年5月8日~12日・2024年7月8日~11日・12月9日〜12日)
- ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ(フジテレビ、2024年6月22日・2024年12月7日) - 初回出演時に決勝戦進出
- FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!(フジテレビ、2024年7月21日)
ラジオ
編集- 真空ジェシカとにぼしいわしのお笑いアナザーストーリー(MBSラジオ、2021年6月28日)[16]
- にぼしいわしのGERA WEST(お笑いラジオアプリGERA、2021年8月31日)[17]
- GERA×げらっぷ 自由(フリー)の意味を誰よりも語ろう(お笑いラジオアプリGERA、2022年3月18日 - 4月8日)[18]
- にぼしいわしのアクウカクウカン(Podcast、2022年6月17日 - )[19]
- お笑いライブハウス「楽屋A」ラジオ選抜芸人の逆襲(MBSラジオ、2022年6月26日)[20]
- にぼしいわしのArtistspoken(Artistspoken、2023年5月31日 - )
- 爆笑問題の日曜サンデー(TBSラジオ、2024年12月1日)
著作
編集- 『そのうち孵化するって』(いわし)2022年5月刊(TRASHBOOKS)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c M-1グランプリ コンビ情報
- ^ a b c d e “実力派お笑いコンビ・にぼしいわしが感じた大阪と東京のライブシーンの違い”. WANI BOOKS NewsCrunch(ニュースクランチ). 2024年12月10日閲覧。
- ^ 8/14(土) セミファイナル大阪 イオン大日SC
- ^ 同期は皆
- ^ ハイスクールマンザイでも活躍していました女性コンビ『にぼしいわし』
- ^ 2019年ありがとうございました。
- ^ 元自衛隊・4畳事務所・里山管理…『THE W』今年もダークホースが続々
- ^ “10月に上京 女性実力派コンビ・にぼしいわしM-1初戦で貫禄「大阪のためにも」躍進誓う(よろず~ニュース)”. Yahoo!ニュース. 2023年10月31日閲覧。
- ^ “楽屋Aメンバー - 楽屋A”. 2022年12月12日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “にぼしいわしが個人名を改名、Aマッソ加納やガクテンソク奥田が考えた5案から投票で決定”. お笑いナタリー. 2024年12月4日閲覧。
- ^ “苗字付けてくれたのこの人です #風穴あけるズ #細かすぎて伝わらないモノマネ”. 2024年12月11日閲覧。
- ^ “【THE W】優勝はにぼしいわし 過去最高903組の頂点に輝く”. ORICON NEWS (2024年12月10日). 2024年12月10日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【会見レポート】にぼしいわし、漫才2本で「THE W 2024」優勝できたのがうれしい(写真33枚)”. お笑いナタリー. 2024年12月10日閲覧。
- ^ THE W決勝進出するも仕事は増加せず!? 謎めいた女性漫才師『にぼしいわし』に独占インタビュー
- ^ ““最年少”28歳コンビ「もも」が語る、なぜ吉本芸人がM-1で圧倒的なのか?「劇場出番が12倍になった」「紳助さんの“ラスト30秒”を意識した」”. Number Web (2022年3月20日). 2022年10月11日閲覧。
- ^ “真空ジェシカ×にぼしいわし、MBSラジオで「お笑いアナザーストーリー」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年6月24日). 2022年9月22日閲覧。
- ^ “関西芸人を起用「GERA WEST」始動、第1弾はにぼしいわし&絶対的7%”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年8月29日). 2022年9月22日閲覧。
- ^ “にぼしいわしがフリー芸人のあれこれ話す配信、虹の黄昏、ダウ90000ら出演”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年3月17日). 2022年9月22日閲覧。
- ^ “にぼしいわしのアクウカクウカン”. Apple Podcast. 2022年9月22日閲覧。
- ^ “ヤング、にぼしいわし、ハノーバーら「楽屋A」から選抜7組、MBSラジオ特番”. お笑いナタリー. ナターシャ (2022年6月26日). 2022年9月22日閲覧。
外部リンク
編集- にぼしいわしの部屋
- にぼしいわしの吹き溜まり - YouTubeチャンネル