にいもじ佐賀県郷土料理[1][2]ミズイモ芋茎を煮た料理である[1][2]いもじの酢の物とも呼ばれる[2]

概要

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佐賀の夏に欠かせない料理である[1][2]冷蔵庫を用いれば1週間ほど保存できるため、常備菜としても利用されるが、人が集まるお盆の時期のごちそうとしても提供される[1][2]

暑いお盆の時期は採れる野菜が少ない時期ではあるが、水芋は旬の時期でもある[1]。酢を用いるため、味付けも夏向きとなっている[1]。佐賀県全域で食されているが、水田がある地域で食べられている料理である[1]

あく抜きをして下処理をしたミズイモの芋茎を砂糖薄口醤油唐辛子で作った煮汁で煮る。

名前の由来

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佐賀では芋茎のことを「いもじ」と呼ぶ[1]。煮たいもじということから「煮いもじ(にいもじ)」となったと考えられている[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 郷土料理スペシャリスト師範 原田洋子の「にいもじ」”. 九州の味とともに 夏. 霧島酒造 (2011年). 2024年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e にいもじ 佐賀県”. うちの郷土料理. 農林水産省. 2024年3月3日閲覧。