すっ飛び野郎
『すっ飛び野郎』は、1965年4月5日に ビクターより発売された橋幸夫の64枚目のシングル(SV-230)[1]。同名の松竹映画の主題歌となっている。
「すっ飛び野郎」 | ||||
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橋幸夫 の シングル | ||||
初出アルバム『橋幸夫ステレオハイライト第5集(SJV-135)』 | ||||
B面 | 飴やまかり通る | |||
リリース | ||||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター(SV-230) | |||
作詞・作曲 |
吉川静夫(作詞) 平川浪竜(作曲) | |||
橋幸夫 シングル 年表 | ||||
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概要
編集- 1960年7月、橋は『潮来笠』でデビューし、その後毎年10枚以上のシングルを出し続け、ほとんどでヒット賞を受賞しているが、その楽曲は一部の例外を除き、作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正と橋の両恩師による制作であった。
- デビューから4年を経た前年から「一度雰囲気を変えてみよう」という話がで[2]、その第一弾として、作詞は吉川静夫、作曲は平川浪竜で『大利根仁義』をリリース(1964年10月20日)し、こちらもビクターヒット賞を獲得。これを受けて65年3月には同じコンビで『八州喧嘩笠』をリリース。その半月後の4月5日には同一コンビ3回目の共演として制作、リリースされたのが、本楽曲『すっ飛び野郎』である。
- 従来の股旅物とは曲調が異り軽快なリズムで、小野善太郎は本楽曲について「リズム股旅物という感じでおもしろい」と評しており、橋もこの評に「そうですね」と同意している[3]。
- 本楽曲もビクターヒット賞を受賞し、吉川作詞、平川作曲で橋がリリースした楽曲は全てヒット賞を獲得した。
- 編曲は寺岡真三で、過去に橋のシングルで編曲を担当したことがあり、この後もアルバムやシングルで何度も共演している。
- c/wの「飴やまかり通る」は、作詞はA面とおなじ吉川静夫、作曲は山下毅雄で、山下とは53枚目のシングル『さすらい者』についでの共演。『すっ飛び野郎』同様、映画の主題歌となっている。
収録曲
編集- すっ飛び野郎
- 作詞: 吉川静夫、作曲:平川浪竜、編曲:寺岡真三
- 飴やまかり通る
- 作詞:吉川静夫、作・編曲:山下毅雄
収録アルバム
編集- 『橋幸夫ステレオハイライト第5集』[1965年10月発売] SJV-135
- 『橋幸夫/豪華版全曲集』 [2CD] [1992年10月28日] VICL-40059〜60 Disc2収録
CD-BOXへの収録は
- 『橋幸夫大全集』(CD-BOX 6枚組 全114曲収録) [1993年9月20日発売] Disc4収録
- 『橋幸夫のすべて』(CD-BOX 5枚組 全105曲収録) [2011年2月8日発売] Disc1収録
c/wの『飴やまかり通る』は
- 山下毅雄『ヤマタケ・フォーエバー』[2006年3月24日発売] VICL-61916に収録されている。
映画
編集出典
編集- ^ シングルレコード・ディスコグラフィティ」は、橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-209頁
- ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 66頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 56頁
- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 289頁