こぼれる記憶の海で
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『こぼれる記憶の海で』(原題:Little Fish)は2021年に公開されたアメリカ合衆国の恋愛映画である。監督はチャド・ハーティガン、主演はオリヴィア・クックとジャック・オコンネルが務めた。本作はアジャ・ガベルが2011年に発表した短編小説『Little Fish』を原作としている。
こぼれる記憶の海で | |
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Little Fish | |
監督 | チャド・ハーティガン |
脚本 | マットソン・トムリン |
原作 | アジャ・ガベル『Little Fish』 |
製作 |
マットソン・トムリン フレッド・バーガー リア・ブーマン クリス・ファーガソン リアン・ケイヒル テイム・ヘディントン ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ |
製作総指揮 |
オリヴィア・クック マイケル・ハイムラー テディ・シュワルツマン マックス・シルヴァ ベン・スティルマン |
出演者 |
オリヴィア・クック ジャック・オコンネル ラウル・カスティーヨ ソコ |
音楽 | キーガン・デウィット |
撮影 | ショーン・マケルウィー |
編集 | ジョシュ・クロケット |
製作会社 |
オートマティック・エンターテインメント タンゴ・エンターテインメント オッドフェローズ・エンターテインメント ブラック・ベア・ピクチャーズ |
配給 | IFCフィルムズ |
公開 |
2021年2月5日 劇場未公開 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $39,053[1] |
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2021年12月8日にデジタル配信が始まった[2]。
概略
編集人間の記憶を破壊するウイルスが突如出現し、世界は未曽有の混乱に陥っていた。本作はそんな状況下でも愛を貫こうとする一組のカップル(エマとジュード)の姿を描き出していく。
キャスト
編集- エマ:オリヴィア・クック
- ジュード:ジャック・オコンネル
- ベン:ラウル・カスティーヨ
- サマンサ:ソコ
製作・音楽
編集2019年3月6日、本作の主要キャストが発表された[3]。11日、本作の主要撮影がカナダのバンクーバーで始まった[4]。5月29日、キーガン・デウィットが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[5]。2021年2月5日、ミラン・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[6]。
公開・興行収入
編集当初、本作は2020年4月17日にトライベッカ映画祭でプレミア上映される予定だったが[7]、コロナ禍のために映画祭自体が延期となってしまった[8]。9月24日、IFCフィルムズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[9]。11月25日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。2021年2月5日、本作は全米84館で封切られ、公開初週末に2万1555ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場18位となった[11]。
評価
編集本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには76件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.4点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「骨太な作品であるが、観客を感動させる作品に仕上がっている。『こぼれる記憶の海で』はパンデミック下で生きる1組のカップルのラブストーリーを通して、危機の時代を生きる人間の絆の強さを描き出している。」となっている[12]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は71/100となっている[13]。
出典
編集- ^ “Little Fish (2021)”. The Numbers. 2021年9月26日閲覧。
- ^ “こぼれる記憶の海で”. ソニー・ピクチャーズ. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “Olivia Cooke, Jack O’Connell to Star in High-Concept Sci-Fi Love Story ‘Little Fish’ (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年3月6日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Filming in Vancouver: The Flash, Little Fish, and Home Before Dark all wrap”. Inside Vancouver (2019年4月8日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Keegan DeWitt to Reteam with Chad Hartigan on ‘Little Fish’”. Film Music Reporter (2019年5月29日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “‘Little Fish’ Soundtrack Album Announced”. Film Music Reporter (2021年1月29日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Tribeca Fest 2020 Sets Feature Film Lineup With 95 World Premieres”. Deadline.com (2020年3月3日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Tribeca Film Festival Postponed Amid Coronavirus Fears”. Hollywood Reporter (2020年3月12日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “IFC Films Buys Olivia Cooke, Jack O’Connell Pandemic Romance ‘Little Fish’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2020年9月24日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Little Fish - Official Trailer HD IFC Films”. YouTube (2020年11月25日). 2021年9月24日閲覧。
- ^ “Domestic 2021 Weekend 6/February 5-7, 2021”. Box Office Mojo. 2021年9月26日閲覧。
- ^ “Little Fish”. Rotten Tomatoes. 2021年9月26日閲覧。
- ^ “Little Fish (2021)”. Metacritic. 2021年9月26日閲覧。