くものすカルテット
日本のバンド
メンバー
編集概要
編集阿佐ヶ谷のクラシック喫茶「ヴィオロン」で演奏する為に結成。当初は片岡、坪川、上原を中心に、名前の通りカルテット(四人編成)だった。東京を中心として活動しているが、坪川が北海道長万部町出身であるため、北海道での活動も多くみられる。
音楽性は、ロマ音楽、クレズマー、ブルース、ジャズ、チンドンなどの影響を感じさせる曲が多く、ロシア民謡や、(主に戦前の)日本の流行歌・歌謡曲なども演奏する。
一般的なライブハウスの他、野外でのライブ、レストランや酒場でのライブ、学校や病院への訪問ライブなど、幅広い会場での演奏活動を行っている[1][2][3]。坪川の映画上映会に合わせてライブを行う[4]こともあり、無声映画作品『十二月の三輪車』では、弁士・楽団を担当している[5]。依頼に応じ、宣伝活動に協力する形でパフォーマンスの披露も行っている[6]。
「メンバーは実は猫である」というコンセプトがあり、ライブでは猫風のメイクにスーツ・ドレスという衣装で演奏を行う[6]。また、サックスの明田蓑は猫の頭のぬいぐるみを被って演奏を行う。
ライブでは、客席後ろから演奏しながらステージに入場し、開演することが通例となっており、ライブ中に数名のメンバーが客席に降りて演奏をすることもある。
作品
編集アルバム
編集- 「おてあげ」(2003年)
- 猫目
- ムスタファ
- まっかちん
- まだ
- オンテムバール
- スルメと小父さん
- 口八丁マーチ
- うとうと猫の数へ方
- アラビア
- ワルツィング・マチルダ
- 「二枚目」(2006年)
- みっつの星
- ヒロヤスイング
- プラハレンカ
- まっかちん
- みみずのフン
- ○月のサンクトペテルブルグ
- まだ
- アラビア
- ニヌファー
- こげ茶びん
- 「ワルツ横丁」(2010年)
- 燐寸じいさんの唄
- しばらく
- しじみしみじみ
- デューン
- ワインの馬鹿
- 妹はモンキーバナナ
- バレンチナ
- うとうと猫の数へ方
- リューバ
- 君去りし後(AfterYou'veGone)
- ワルツ横丁のテーマ
- オンテムバール
- 雨の環状七号線
脚注
編集- ^ 「昭和の流行歌楽しむ*人気楽団「くものすカルテット」*市内の福祉施設で演奏会」、北海道新聞朝刊地方版釧路、2005年10月7日、26頁。
- ^ 「老舗・岡田劇場に戦前の調べ/レトロ楽隊大人気」、河北新報朝刊石巻版、2005年10月2日。
- ^ 「青森/映画関係者らのバンド「くものすカルテット」/児童とワークショップで交流/音と映像の共演楽しむ/筒井小」、東奥日報朝刊、2011年7月17日、19頁。
- ^ 「映画「美式天然」24日、長崎・佐世保で上映会」、読売新聞西部夕刊、2006年3月17日、2頁。
- ^ 「弁士や楽団も登場 創成期再現*70年ぶり無声映画*「12月の三輪車」*浦河・浦河大黒座で来月9日」、北海道新聞朝刊地方版苫小牧、2005年9月14日、29頁。
- ^ a b 「ユニーク音楽隊 劇場建設をPR*西区のNPOが招待」、北海道新聞朝刊地方版札幌、2004年2月26日、32頁。