お正月 (歌曲)
日本の童謡
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『お正月』(おしょうがつ)は、正月(新年)をテーマにした日本の童謡。作詞は東くめ(1877年 - 1969年)、作曲は瀧廉太郎(1879年 - 1903年)。日本において、曲の著作権の保護期間は満了しているが、歌詞の著作権は2039年まで存続している。
1901年(明治34年)7月25日に共益商社書店から刊行された『幼稚園唱歌』が初出[1][2]。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた[3]。
内容
編集曲
編集最初と最後に似たメロディが来る小三部形式である。ファとシがない、ヨナ抜き長音階である[1]。
歌詞
編集子供たちが正月の到来を待ち望む内容の歌である。1番には凧とこまが登場し、男の子向けの歌詞になっている。2番にはまりとおいばねが登場し、女の子向けの歌詞になっている。
替え歌
編集お正月に餅を食べて腹を壊して、あるいはのどに詰まって死んでしまい、救急車または霊柩車が来るという内容の歌詞の替え歌が流布している[4]。調査によると、替え歌の常連である「うれしいひなまつり」「サザエさんの歌」を抑え、全国で最も同内容の替え歌が流布している歌曲だという[5]。
出典
編集- ^ a b 谷村宏子 (2015年). “東基吉の保育論を反映した《幼稚園唱歌》の編纂:〈お正月〉の作詞者東くめと作曲家滝廉太郎の仕事”. 教育学論究 (関西学院大学教育学会) (7): pp. 81-92
- ^ 泉秀樹. “コラム その意気や、壮! 第33回 ふるさとの歌がほしい ●心の詩をつくった滝廉太郎と東くめ●”. 新風 2004年11月号. TKC. 2005年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月31日閲覧。
- ^ “親子で歌いつごう 日本の歌百選”. 文化庁. 2008年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
- ^ “子どものころの「替え歌」といえば? 「早く来い来い霊柩車」「最後はチキンカツ」”. Jタウンネット. (2016年3月13日). オリジナルの2020年12月31日時点におけるアーカイブ。
- ^ 2000年12月17日付読売新聞日曜版 うた物語