$10 (曲)
林田健司が提供したSMAPの楽曲
「$10」(テンダラーズ)は、SMAPの10枚目のシングル。1993年11月11日にビクターエンタテインメントから発売された。
「$10」 | ||||
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SMAP の シングル | ||||
初出アルバム『SMAP 005』 | ||||
B面 | 話をしていたくて | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmシングル,カセットシングル | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクターエンタテインメント | |||
作詞・作曲 |
林田健司(作詞・作曲) 森浩美(作詞) | |||
チャート最高順位 | ||||
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SMAP シングル 年表 | ||||
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林田健司からの楽曲提供
編集もとは林田健司の作品をSMAPがカバーしたもの。林田のオリジナルは1992年5月21日発売のアルバム『Unbalance』に収録されている。
SMAPがカバーする前から森且行がこの曲を好んでコンサートのソロでよく歌っており、それがきっかけで、SMAPが正式にシングルカットすることになった[1]。
デビューからポップなアイドルソングを歌うことが多かったSMAPだが、あまりヒット曲には恵まれず、10枚目のこの曲でイメージを変えて大人な内容の楽曲を歌いCDセールスを伸ばすようになった[2]。後に、林田はSMAPに似合う曲だと思ってこの曲を提供したと語っている[1]。中居正広は、売れなかった時代にSMAPにヒット曲を作ってくれたのが林田であることや、「いい感じになってきたなぁと思ったのは$10から」と語っている[1]。この曲を皮切りにSMAPは「君色思い」、「KANSHAして」、「青いイナズマ」と林田からの楽曲提供が続いた。
概要
編集- フジテレビ系『夢がMORI MORI』オープニングテーマ。その『夢がMORI MORI』と文化放送『TOYOTA SUPER COUNTDOWN 50』では、「テンダラー」と誤ってクレジットもしくは読み上げられていた。
- 過去のシングル9作品では一部の例外を除いてはソロパートと言えるものはほぼなく、曲全体を通して全員、または複数の人数でほぼユニゾンで歌い通していたが、この曲は木村拓哉と森且行にソロパートが(サビ以外はこの2人が歌っている)ある。但しメンバーが5人になってからのコンサートでは森且行のソロパートをLIVE pamSまでは草彅剛が、SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tourからは中居正広と草彅剛が担当している。
- この曲は複数のバージョンが存在するが、編曲の微々たる変更に過ぎないものも存在する。
- この曲で『NHK紅白歌合戦』(第44回)の3度目の出場を決める。
- 「$10」は1994年のアルバム『SMAP 005』(アルバムバージョン)、1995年のアルバム『Cool』(別アルバムバージョン)『BOO』(リミックスバージョン)、1997年発売のアルバム『WOOL』(『Cool』収録バージョンを再編集したもの)、2001年発売のベストアルバム『Smap Vest』、2016年発売のベストアルバム『SMAP 25 YEARS』に収録されている。カップリングの「話をしていたくて」は1995年発売のアルバム『Cool』(アルバムバージョン)に収録されているが、シングルバージョンはアルバム未収録。
- SMAP解散後、2020年にソロ歌手デビューした木村のライブツアー『TAKUYA KIMURA Live Tоur 2020 Gо with the Flоw』にて、同曲を披露した[3]。
チャート成績
編集- 1993年11月22日付のオリコン週間シングルランキングで、初週9.3万枚を売り上げ、初登場5位を獲得した。
- 累計売上は31.7万枚(オリコン調べ)。
収録曲
編集収録アルバム
編集映像作品
編集$10
ライブ・パフォーマンス
編集$10
- 『アイドルオンステージ』(1995年3月12日、NHK BS2)
- 森がソロで披露
カバー
編集脚注
編集- ^ a b c “NON-EDIT TALK : 林田健司*中居正広”. TKMC ARCHIVES NON EDIT TALK. 2016年3月30日閲覧。
- ^ “林田健司「花に水やるラブ・ソング」”. ALL About. 2016年3月30日閲覧。
- ^ 木村拓哉がソロライブでSMAP曲を熱唱も、『新しい地図』が歌わないのはナゼ? 週刊女性PRIME 2020年2月18日