TRACE
太陽観測衛星
TRACE(Transition Region and Coronal Explorer 、遷移領域・コロナ探査衛星)はアメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽観測衛星。太陽の光球、遷移層、コロナを観測することによって、微小磁場どうしの関係と、それに関連したプラズマ構造を解明することが目的である。SMEXの一環。
TRACEのイラスト | |
基本情報 | |
---|---|
所属 | アメリカ航空宇宙局 |
打上げ日時 | 1998年4月2日 UTC |
ミッション期間 | 26年8か月と11日経過 |
質量 | 250kg |
形式 | 遠紫外線カセグレン式望遠鏡 |
観測波長 |
白光 (170 to 1000 nm) 紫外線 (~121.6/155/~160/~170 nm) 極紫外線(17.1/19.5/28.4 nm) |
口径 | 30 cm |
焦点距離 | 8.66 m |
公式サイト | http://trace.lmsal.com |
1998年4月2日、ヴァンデンバーグ空軍基地からペガサス・ロケットによって打ち上げられた。常に太陽を観測するため、太陽同期軌道を周回している。コロナルループの微細構造の観測のため、口径30cmの遠紫外線カセグレン式望遠鏡が搭載された。
ギャラリー
編集-
TRACEによって撮影されたコロナル・ループ
-
太陽球
参考文献
編集- “TRACE Science Objectives”. 2010年2月11日閲覧。
- “TRACE衛星の太陽観測”. はまぎんこども宇宙科学館. 2010年2月11日閲覧。