PCMan File Manager
ファイルマネージャアプリケーション
PCMan File Manager (PCManFM) は、台湾出身の洪任諭 (Hong Jen Yee) が開発した、GNOMEのファイル、Dolphin、Thunarを置き換えることを意図したファイルマネージャアプリケーションである[3][4]。PCManFMはLXDEの標準ファイルマネージャであり、LXDEもまたPCManFMと同じ著者により他の開発者と共に開発されている。2010年から、PCManFMは一から完全に書き直された。ビルド命令、セットアップ、設定はその過程で変更された。
PCMan File Manager | |
開発元 | 洪任諭 (PCMan), Andriy Grytsenko (LStranger) |
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最新版 | |
最新評価版 | |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C (GTK+), C++ (Qt) |
対応OS | Unix系 |
種別 | ファイルマネージャ |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト |
wiki |
PCManFMはGNU General Public Licenseに基づきリリースされるフリーソフトウェアであり、相互運用性のためにFreedesktop.orgが与える仕様に従っている。
洪任諭はGTK3に不満だったため、2013年初期にQtを用いて試験的に実装し[5]2013年3月16日にQtベースのPCManFMの最初のバージョンをリリースした[6]。ただし彼は「Gtk+とQtバージョンは共存する」と語り、Qtによる実装はLXDEのGTKからの離脱を意味するものではないと明言した。
機能
編集PCManFMの機能を以下に示す:
- リモートファイルシステムへのシームレスなアクセスによるフルGVfsサポート(関連したGVfsのバックエンドがインストールされている場合、sftp://・dav://・smb://などを処理可能)
- ピクチャのサムネイル
- デスクトップ管理 - 壁紙やデスクトップアイコン
- ブックマーク
- 多言語対応
- (Firefoxのような)タブブラウジング
- ボリューム管理(mount/unmount/eject、要GVfs)
- ドラッグアンドドロップのサポート
- ファイルのタブ間ドラッグ
- ファイル関連付け(デフォルトアプリケーション)
- 以下のビューを提供 : アイコン、コンパクト、詳細リスト、サムネイル、左のサイドバー上のツリー
- ツインパネル
関連項目
編集脚注
編集- ^ “PCManFM”. wiki.lxde.org (2018年4月21日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ “PCManFM Qt releases”. github.com/lxde. 2018年5月7日閲覧。
- ^ Craciun, Dan. “PCMan File Manager 0.4.5 Review”. Linux Today. 20 February 2013閲覧。
- ^ Georgiadis, Panos. “PCMan – An Alternative File Manager”. Unixmen. 20 February 2013閲覧。
- ^ “LXDE - PCManFM file manager is ported to Qt?”. Blog.lxde.org (1999年2月22日). 2013年4月27日閲覧。
- ^ “LXDE - PCManFM Qt 0.1.0 released”. Blog.lxde.org (2013年3月27日). 2013年4月27日閲覧。