Lucida Sans Unicodeは、Bigelow & Holmesのデザインスタジオによって制作されたOpenTypeフォントである。Unicode 1.0で定義されたよく使われる文字をサポートするためにデザインされている。Lucidaフォントファミリのサンセリフのバリエーションであり、ラテン文字ギリシア文字キリル文字ヘブライ文字、また国際音声記号の文字もサポートされている[1]

Lucida Sans Unicode
様式 サンセリフ
分類 ヒューマニスト
デザイナー

Charles Bigelow

Kris Holmes
制作会社 Bigelow & Holmes
発表年月日 1993
Lucida Sans Unicodeのサンプル

ラテン文字以外の文字(ギリシア文字、キリル文字、ヘブライ文字)を収録したBigelow & Holmesによる最初のUnicodeエンコードのフォントである。クリス・ホームズ英語版チャールズ・ビゲロウ英語版によって1993年にデザインされ、最初にWindows NT 3.1で提供された[1]。ただし標準ではWindows NT 3.1のリテール版のシステムにはインストールされていない[2]

このフォントは、Windows 98からWindows 10のすべてのバージョンのMicrosoft Windowsにプリイントールされて提供されている[3][4]Lucida Grandeというほぼ同一のフォントはHelvetica Neueに切り替わったOS X YosemiteまでAppleMac OS Xの標準システムフォントであった。上記に加えてアラビア文字タイ文字もサポートされている[5][6]

他のUnicodeフォントとしては、Code2000Arial Unicode MS、それ以外にもさまざまなフリーフォントがある。

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b Bigelow, Charles; Holmes, Kris (1993-09). “The design of a Unicode font” (PDF). Electronic Publishing 6 (3). ISSN 0894-3982. http://cajun.cs.nott.ac.uk/wiley/journals/epobetan/pdf/volume6/issue3/bigelow.pdf 2018年8月29日閲覧。. 
  2. ^ Keys Produce "?" with Russian Language Settings”. Microsoft (2006年11月1日). 2009年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月29日閲覧。
  3. ^ Lucida Sans Unicode font family - Typography | Microsoft Docs”. Microsoft (2017年10月20日). 2018年8月29日閲覧。
  4. ^ Windows 10 によってインストールされるフォント”. Adobe (2016年9月14日). 2018年8月29日閲覧。
  5. ^ Kastrenakes, Jacob (2014年6月2日). “Apple changes OS X system font for the first time in Yosemite”. The Verge (Vox Media). https://www.theverge.com/2014/6/2/5773838/apple-os-x-yosemite-changes-system-font-for-first-time 2018年9月21日閲覧。 
  6. ^ What's the Difference between Lucida Grande and Helvetica Neue? (Bigelow & Holmes)” (2014年11月). 2018年8月29日閲覧。

外部リンク

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