HindIII
制限酵素
HindIII(ヒンディースリー)は、II型の制限酵素の一種で、EcoRIと並び、制限酵素としては最も代表的なものの一つである。ヘモフィルス-インフルエンザ菌のd株(Haemophilus influenzae d)から単離され、この菌株名より命名された[1]。
HindIII | |||||||||
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識別子 | |||||||||
略号 | RE_Hindiii | ||||||||
Pfam | PF09518 | ||||||||
InterPro | IPR019043 | ||||||||
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作用
編集加水分解を介し、Mg2+の存在下で遺伝子中の 5'-AAGCTT-3' という6塩基配列(回文配列)を認識し、AとAの間に切れ目を入れ、切り口に粘着末端を作り出す[2]
HindIIIの切断パターン
切断前の配列 切断後の配列 5'-AAGCTT-3' 5'-A AGCTT-3' 3'-TTCGAA-5' 3'-TTCGA A-5'