CINEとかちプリンス劇場

かつて北海道帯広市にあった映画館

CINEとかちプリンス劇場(シネとかちプリンスげきじょう)は、かつて北海道帯広市にあった映画館。運営は特定非営利活動法人(NPO法人)CINEとかち。

CINEとかちプリンス劇場
CINE TOKACHI Prince Theater
情報
旧名称 ニュース劇場プリンス→プリンス劇場
開館 2003年11月22日
開館公演さよなら、クロ[1]
閉館 2012年9月30日
最終公演ディア・ドクター』、『春との旅
客席数 80席
設備 ドルビーステレオ
用途 映画上映
運営 CINEとかち
所在地 080-0011
北海道帯広市西1条南9丁目
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沿革

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1953年(昭和28年)に開館したニュース劇場プリンスが前身である。日本の映画館数が最も多かった1960年(昭和35年)の帯広市には、ニュース劇場プリンスから改称したプリンス劇場に加えて、ミマス映画劇場、帯広劇場、スバル座、日活キネマ館、帯広大映、テアトル銀映、東映オリオン劇場、帯広日劇、協栄館と、10館の映画館が存在した[2]

2003年(平成15年)には映画自主上映サークルのCINEとかちがキネマ館からプリンス劇場の運営を引き継いだ。2003年11月22日、十勝管内初となる市民劇場(コミュニティシネマ)であるCINEとかちプリンス劇場として再出発した[3][4]。開館公演は『さよなら、クロ』。なお、開館直前の2003年(平成15年)11月5日には5スクリーンのシネコンであるシネマ太陽帯広が開館しており、開館早々から苦戦が予想された。

CINEとかちは市民ボランティアによる自主的な活動などが評価され、『平成17年度北のまちづくり賞』奨励賞を受賞した[5]。2011年(平成23年)にCINEとかちは特定非営利活動法人(NPO法人)となった[6]。施設の老朽化による問題が難点であり、CINEとかちプリンス劇場は2012年(平成24年)9月30日に閉館した[7]。最終日の上映作品は『ディア・ドクター』と『春との旅』。

映画館の閉館後、CINEとかちは帯広市内を中心に不定期上映会を開催することで活動を続けている[8]

脚注

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  1. ^ “さようなら キネマ館 下”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2003年11月27日). http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/03kinema/3.html 2017年6月19日閲覧。 
  2. ^ 出典は『映画年鑑 戦後編 別冊 全国映画館録 1960』日本図書センター、1999年。同文献を出典とする1960年の映画館(北海道地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
  3. ^ “豊島晃司さん”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2007年7月29日). http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/07sundaytalk/20070729/ 2017年6月19日閲覧。 
  4. ^ “CINEプリンス閉館まで1カ月、企画上映へ”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2012年8月29日). http://www.tokachi.co.jp/news/201208/20120829-0013402.php 2017年6月19日閲覧。 
  5. ^ 平成17年度北のまちづくり賞受賞事例”. 北海道. 2017年6月19日閲覧。
  6. ^ CINEとかち”. NPO法人ポータルサイト. 内閣府. 2017年6月19日閲覧。
  7. ^ “あすまで「さよならプリンス劇場」企画”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2012年9月29日). http://www.tokachi.co.jp/news/201209/20120929-0013650.php 2017年6月19日閲覧。 
  8. ^ “CINEとかち 拠点確保し新たな一歩”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (2013年10月24日). http://www.tokachi.co.jp/news/201310/20131024-0016921.php 2017年6月19日閲覧。 

外部リンク

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