BTR-4(ウクライナ語: БТR-4)は、ウクライナで開発された装輪装甲車。他国の同級車種と同様に水陸両用性能を備えている。

BTR-4
BTR-4E
基礎データ
全長 7.76 m
全幅 2.93 m
全高 3.20 m
重量 19.8 t(26.0 t増加装甲装備)
乗員数 3 名
乗員配置 車長、操縦手、砲手、兵員 8名
装甲・武装
主武装 30mm 機関砲 1門
9M113 コンクールス(AT-5スパンドレル)対戦車ミサイル発射機 2-4基
30mm自動擲弾発射器 1基(オプション、9M113 2基撤去)
7.62mm機関銃 1挺
副武装 発煙弾発射機
機動力
速度 10 km/h(水上)
整地速度 110 km/h
エンジン Deutz 3TDディーゼル  
500 hp又は600 hp
懸架・駆動 8輪駆動
行動距離 690 km
出力重量比 28.6 PS/tまたは20.0 PS/t
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概要

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国営のO・O・モローゾウ記念ハルキウ機械製造設計局で開発され、2006年6月「アヴィアスヴィート 2006」で発表された。

BTR-607080装甲兵員輸送車シリーズでは後部が機関室になっていたが、BTR-4は前部から乗員室、機関室、兵員/貨物室というレイアウトに変更されている。そのため、車体側面ハッチは廃止され、兵員の乗降は上部ハッチ又は車体後部のハッチから行なう。エンジンは、ドイツのDeutz社製の3TDディーゼルエンジンを搭載している。

装甲兵員輸送車型、指揮車型、偵察車型、装甲回収車型、装甲救急車型、自走迫撃砲型などの派生型が開発されている。

ウクライナの装輪装甲車は、BTR-4の他にBTRシリーズの発展型である国産のBTR-94BTR-3が輸出向けに開発されているが、これらはBTR-4と違い原型のBTR-80の影響を色濃く残している。ウクライナ軍はBTR-4の開発時期にロシア連邦GAZBTR-90を比較試験目的で導入している。

派生型

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BTR-4
装甲兵員輸送車型
BTR-4K
指揮車型
BTR-4Ksh
司令部型。12.7mm機関銃 1挺、乗員 7名(操縦手、車長、司令官、司令部要員 4名)。
BREM-4K
装甲回収車型
BSEM-4K
装甲救急車型
MOP-4K
120mm自走迫撃砲型。120mm迫撃砲 1門、12.7mm機関銃 1挺。

運用国

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関連項目

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外部リンク

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