4-クロロフェノキシ酢酸
4-クロロフェノキシ酢酸(英: 4-Chlorophenoxyacetic Acid)は、植物ホルモンの一種である。
4-クロロフェノキシ酢酸 4-Chlorophenoxyacetic Acid[1] | |
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別称 4-CPA 4-クロルフェノキシ酢酸 p-クロロフェノキシ酢酸 トマトトーン(商品名) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 122-88-3 |
特性 | |
化学式 | C8H7ClO3 |
モル質量 | 186.59 g mol−1 |
外観 | 白色の結晶性粉末 |
匂い | 無臭[2] |
融点 |
158 °C, 431 K, 316 °F |
水への溶解度 | 957 mg/L (25℃)[2] |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 850mg/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連するオーキシン | 2,4-ジクロロフェノキシ酢酸 2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
用途
編集合成オーキシンとして作用する。農業分野では植物成長調整剤として「トマトトーン」の商品名で市販され、トマトやナスの着果促進、果実肥大に適用される。一日摂取許容量(ADI)は0.022mg/kg 体重/日と設定されている[3]。
脚注
編集- ^ “4-クロロフェノキシ酢酸”. 東京化成工業. 2018年8月23日閲覧。
- ^ a b “p-クロロフェノキシ酢酸”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2009年3月30日). 2018年8月23日閲覧。
- ^ (植村 2002, p. 256)
参考文献
編集- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。