麻布南部坂教会(あざぶなんぶざかきょうかい)は東京都港区南麻布に位置する教会。日本基督教団に属している。1933年竣工の教会堂はウィリアム・メレル・ヴォーリズが設計した。

麻布南部坂教会の教会堂
麻布南部坂教会の教会堂

歴史

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新井正平牧師は1902年にアンセルモ神学校へ留学し一時帰国後、1912年にデートン・レフォームド神学校に留学[1]。各地で伝道をしたのち1915年に上京し、同年12月19日に麻布我善坊町35に伝道所を開設し、「日本基督麻布伝道所」の表札を掲げた。これを「麻布伝道所」と呼んだ[2]

1916年6月23日、新井正平牧師が病死(36歳)。伝道師でキク夫人が伝道所を継続する[2]ドイツ改革派教会東北ミッション東京事務所のヘンリー・K・ミラー宣教師、シャフナー宣教師の協力・支援を受ける。9月24日、ヘンリー・K・ミラー宣教師により麻布伝道所最初の授洗が行われる[3]

年表

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  • 1917年11月 - 元・神田教会牧師の瀬上廣成牧師が着任。
  • 1918年 - 麻布広尾の売却地を取得し、同年10月に牧師館が新築竣工。
  • 1920年3月11日 - 麻布伝道教会(二種教会)が設立。この日を創立の記念日に定める[4]
  • 1927年4月 - 第一回麻布伝道教会総会を開催。議事は会堂新築等。
  • 1928年1月 - 第二回麻布伝道教会総会を開催。議事は会堂建築資金等。
  • 1929年1月 - 第三回麻布伝道教会総会を開催。
  • 1933年
    • 7月 - 新会堂が竣工。
    • 11月19日 - 献堂式を行う[5]
  • 1936年
    • 2月28日 - ヘンリー・K・ミラー宣教師が死去。
    • 7月 - 瀬上廣成牧師辞任について教会臨時総会を開催、10月末日に瀬上牧師が辞任。成田良太牧師に引き継ぐ。
  • 1939年4月10日 - 幼稚園の開園式を行う。
  • 1941年
    • 1月 - 自給独立を決定。
    • 8月 - 「日本基督教団麻布南部坂教会」に改称。
    • 12月 - 皇軍慰問の感謝状を陸軍大臣より受ける[6]
  • 1943年12月 - 日本基督教団軍用機献納中央委員会より、軍用機献納金の要請を受ける[6]
  • 1944年1月18日 - 瀬上廣成牧師が死去。
  • 1945年8月 - 副島正人副牧師を迎える。1946年に副牧師に就任。
  • 1946年4月 - 法人組織教会となる。
  • 1947年 - バイブルクラスが誕生。
  • 1948年 - 成人会と婦人会が結成。
  • 1949年 - 南多摩郡稲城村に伝道所を開設。青年会が発足[7]
  • 1951年 - 成田良太牧師が急死。副島正人副牧師が正牧師に昇格。
  • 1952年9月 - 会堂増築落成式。
  • 1955年
  • 1971年11月 - 創立五十周年記念礼拝を行う。創立五十周年記念特別講演で、三笠宮崇仁親王崇仁親王妃百合子両氏による講演「バベルの塔」を開催[9]
  • 1976年1月 - 教会墓地が完成。
  • 1979年5月 - 稲城教会三十周年記念式典を行う[9]
  • 1991年 - 副島正人牧師が辞任。北澤良夫牧師が就任。
  • 1994年2月 - 「麻布南部坂教会七十年の歩み」を刊行。

歴代牧師

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  • 新井正平(1915-1916、麻布伝道所時代)
  • 瀬上廣成(1917年-1936年)
  • 成田良太(1936年-1951年)
  • 副島正人(1951年-1991年)
  • 北澤良夫(1991年-2001年)
  • 渡邊義彦(2001年-2010年)[10]
  • 松谷祐二(2010年-)[10]

所在地

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交通アクセス

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脚注

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文献

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  • 麻布南部坂教会教会史七十年の歩み編纂委員会編集、1994年、『日本基督教団麻布南部坂教会七十年の歩み』

関連項目

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外部リンク

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