飛鳥井雅親
室町時代中期の公卿 (1417-1491)。飛鳥井雅世の長男
飛鳥井 雅親(あすかい まさちか)は、室町時代中期の公卿。飛鳥井雅世の長男。官位は正二位・権大納言。飛鳥井家8代当主。
時代 | 室町時代後期 |
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生誕 | 応永24年(1417年) |
死没 | 延徳2年12月22日(1491年1月31日) |
別名 | 柏木、猿(一字名) |
戒名 | 栄雅 |
官位 | 正二位、権大納言 |
主君 |
称光天皇→後花園天皇→後土御門天皇 足利義教→足利義勝→足利義政→足利義尚 |
氏族 | 飛鳥井家 |
父母 | 父:飛鳥井雅世 |
兄弟 | 雅康 |
子 | 雅俊、土岐益豊 |
経歴
編集正長元年(1428年) 、将軍足利義教が主催する幕府歌会に出仕して以来、内裏や将軍家の歌道師範として活躍。享徳元年(1452年)、父の跡を受けて飛鳥井家の当主となる。寛正6年(1465年)、後花園上皇から『新続古今和歌集』に続く勅撰集編纂の院宣を受けたが応仁の乱により中断、その間は近江国柏木に隠棲し、「柏木」を雅号とした。能書家としても知られ、書道飛鳥井流(栄雅流)の祖となる。文明5年(1473年)に出家。宗祇の歌の師にあたる。
家集に『亜槐集』、『筆のまよひ』、歌論書に『和歌道しるべ』『和学入学抄』『古今栄雅抄』などがある。