遼河(りょうが、簡体字中国語: 辽河繁体字中国語: 遼河拼音: Liáo Hé満洲語ᠯᡳᠶᠣᡠ᠋ᡥᠠ
ᠪᡳᡵᠠ
、転写:liyooha bira)は、中国東北部満洲)南部を流れる大河。

遼河
遼河流域
遼河流域
延長 1,390 km
平均流量 302 m3/s
(--)
流域面積 228,960 km2
水源 河北省
水源の標高 -- m
河口・合流先 渤海
流域 中国
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解説

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河北省内蒙古自治区吉林省遼寧省を流れ、渤海北部の遼東湾に注ぐ。河流の長さは1390キロメートル流域面積は、渾河太子河も含めると、22万8960平方キロメートル。遼河の激しい流れによって、遼河平原が誕生した。ただし、近年では水質汚染が深刻で、早急な環境問題対策の整備が必要となっている。

歴史的地名として遼河以西の地域を遼西、以東を遼東と呼ぶ。

遼河には東西に二つの源流があるが、本流は河北省内に源泉を持つラオハ川(老哈河)である。ラオハ川は内蒙古自治区に入り、途中からシラムレン川(Xar Moron、西拉木倫河、モンゴル語: Šira Mören)と合流して西遼河を為し、吉林省方面から流れてくる東遼河と合流した後に遼河となる。

遼河は遼寧省中部を北から南へ向かって縦貫し、途中で招蘇台河中国語版清河中国語版柴河中国語版泛河中国語版秀水河中国語版養息牧河中国語版柳河中国語版といった河川と合流する。遼河は河口に達する前に再び二つの流れに分流する。一つは外遼河であり、営口で遼東湾(渤海の一部)に注ぐ。三岔河で遼河最大の支流である渾河太子河と合流していたことから、大遼河中国語版とも言われる。もう一つは双台子(雙檯子)河であり、盤錦市盤山県付近から遼東湾に注ぐ。世界最大級のヨシ原ヨシマツナ属英語版群落)がある双台子河の河口紅海灘一帯は2004年にラムサール条約登録地となった[1]

かつての遼河の主流は大遼河だったが、1958年六間房鎮中国語版付近における改修工事以降、主流は双台子河になった。この改修工事で渾河と太子河も独立水系となり、大遼河の旧河床を流れている。

支流、分流など

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脚注

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  1. ^ Shuangtai Estuary | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2012年1月1日). 2023年4月9日閲覧。

関連項目

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