藤本武助
日本の空気力学者、流体力学者、教育者
経歴
編集1903年(明治36年)大阪府に生まれる。1927年(昭和2年)、京都帝国大学工学部機械学科を卒業。京都帝国大学工学部講師、助教授を経て1935年(昭和10年)から欧米に留学。帰国した1939年(昭和14年)に京都帝国大学の教授となった[1]。
1953年(昭和28年)、京都大学工学所所長に就任[2]。 1960年(昭和35年)から1962年(昭和37年)にかけて京都大学工学研究所(現京都大学エネルギー理工学研究所)研究用原子炉建設本部の本部長に就任。原子炉の設置承認に立ち会った[3]。 1963年(昭和38年)から1965年(昭和40年)、京都大学大学院工学研究科・工学部部長を務め[4]、1966年(昭和41年)からは京都工芸繊維大学工業短期大学部学長を務めた。
受章歴
編集著作
編集- 『応用流体力学』 丸善 1941年
- 『水力学を主とした流体工学概論』 養賢堂 1943年
- 『液体の力学と流体機械』 養賢堂 1948年
- 『水力学概論』 養賢堂 1950年
- 『伝熱工学』(佐藤俊との共著)共立 1957年
- 『流体の力学と流体機械』 養賢堂 1962年
- 『新編水力学大要』 養賢堂 1969年
- 『流体機械大要』 養賢堂 1970年
- 『伝熱学概論』(佐藤俊との共著) 文献社 1972年
- 『流体力学入門』 養賢堂 1976年
- 『流体力学』 養賢堂 1980年
脚注
編集- ^ 藤本武助『出身県別 現代人物事典 西日本版』p991サン・データ・システム 1980年
- ^ 京都大学百年史編集委員会『【部局史編 2】第18章: 原子エネルギー研究所』京都大学後援会、1997年9月、977頁。hdl:2433/152964 。2024年7月17日閲覧。
- ^ “沿革”. 原子炉実験所を複合原子力科学研究所 (2021年). 2022年7月3日閲覧。
- ^ “歴代工学部長・工学研究科長”. 京都大学大学院工学研究科・工学部 (2021年). 2022年7月3日閲覧。