藤井健太郎 (TVディレクター)

日本のテレビプロデューサー、演出家

藤井 健太郎(ふじい けんたろう、1980年[1][2] - )は、TBSテレビテレビ演出家テレビプロデューサー東京都練馬区出身[1][2]

ふじい けんたろう

藤井 健太郎
生誕 1980年????
日本の旗 日本
出身校 立教大学経済学部卒業
職業 演出家
ディレクター
テレビプロデューサー
代表作 レギュラー番組
クイズ☆タレント名鑑
テベ・コンヒーロ
水曜日のダウンタウン
スペシャル番組
クイズ☆正解は一年後
芸人キャノンボール
オールスター後夜祭
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来歴

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立教高校を経て立教大学経済学部卒業後[3]2003年にTBSエンタテインメント(現・TBSテレビ)に入社[4] 。入社直後は『Pooh!』、『はなまるマーケット』、『はぴひる!』などの情報番組を担当した[5]

2004年、入社1年目で提出した企画が通り、入社2年目で特番『限度ヲ知レ』のプロデューサーと総合演出とアシスタントディレクターを兼務[6]

入社後3年でバラエティ制作に異動し『リンカーン』の立ち上げに参加[5]。その後同番組でディレクターとなり、『ひみつの嵐ちゃん!』や『さんまのSUPERからくりTV』を担当した[5]

2009年、担当番組『新型芸人オークション キリウリ』がフリーマントルメディア社と世界配給契約を結んだ。その際に「自分の携わった企画がこのような形で海外の関係者に注目された事を大変光栄に思います。今後、世界でどんな『キリウリ』が生まれるのかとても楽しみです」とコメントしている[7]。なお、海外版『キリウリ』に対しては著書において辛辣なコメントを残している[6]

同年、『クイズ☆タレント名鑑』を立ち上げ[5]、プロデューサーとなった頃からラジオウェブサイト新聞などのメディアに取り上げられる機会が増え[8]TBSラジオ以外のラジオ番組に出演した経験もある[9]。同番組終了時に、「現在(2012年当時)はこの番組しか担当していない」と明かしている[10]

2024年7月1日付けで、コンテンツ制作局バラエティ制作三部エキスパート(局長待遇)へと昇格[11]

人物

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不祥事

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KILLAH KUTS

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2024年10月、『KILLAH KUTS』のエピソード「麻酔ダイイングメッセージ」において演出として麻酔薬を使用した件に関して日本麻酔科学会が「静脈麻酔薬プロポフォールの不適切使用について」と題し、以下のような声明を発表している[15]

  • 何らかの外科的処置を必要としない人物を意図的に朦朧状態にするという内容が含まれていることを知り、深い憂慮を抱いている
  • 日本麻酔科学会は、このような誤った使用を強く非難し、麻酔科医ならびに関連する医療従事者には、厳格なガイドラインに従って静脈麻酔薬を適切に管理し、いかなる場合にも不適切な使用を避けるよう強く要請する

クイズ☆タレント名鑑

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2024年8月、文春オンラインが掲載したインタビュー記事や「note」において投稿された記事において、『クイズ☆タレント名鑑』内の企画として藤井がプロデュースした『情報原人』に出演していた芸人のエッグ矢沢から下っ端の芸人を馬鹿にして使い捨てる虐待のような演出を指摘・告発されている[16][17]

現在の担当番組

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レギュラー
特番
企画中

過去の担当番組

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レギュラー

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特番

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その他

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ネット配信

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著書

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  • 藤井健太郎『悪意とこだわりの演出術』双葉社、2016年8月21日。ISBN 978-4-575-31154-9 [28]
  • 藤井健太郎、渡辺淳之介『悪企のすゝめ 大人を煙に巻く仕事術』KADOKAWA、2022年4月4日。ISBN 978-4-0460-5422-7 

ライブ出演

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脚注

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注釈

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  1. ^ 題名は動画のサムネイルによる。動画のタイトルは『粗品×藤井健太郎』。

出典

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  1. ^ a b 藤井健太郎 (29 December 2021). "『水曜日のダウンタウン』演出の藤井健太郎インタビュー". TOKION (Interview). Interviewed by 高山敦. 2021年12月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月6日閲覧
  2. ^ a b 藤井健太郎; TEITO (28 February 2023). "藤井健太郎のoff-air 第9回:TEITO". mastered (Interview). Interviewed by Keita Miki. 2023年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月6日閲覧
  3. ^ 藤井 健太郎 (fujii.kentaro.1) - Facebook. 2022年11月10日閲覧。
  4. ^ 山本圭介 (2019年5月13日). “新しいことにチャレンジしたい、演出家・TBS藤井健太郎氏”. ORICON NEWS. oricon ME. p. 2. 2022年4月28日閲覧。2018年9月取材・掲載記事の再掲載。
  5. ^ a b c d e f g h i 藤井健太郎(インタビュアー:中島優)「【インタビュー】テレビ屋の声 - 第2回 TBS『水曜日のダウンタウン』演出・藤井健太郎氏、"攻める番組"評に至ってクール「面白さを追求した結果」」『マイナビニュース』、マイナビ、2015年12月30日https://news.mynavi.jp/article/tvyanokoe-2/2022年11月10日閲覧 
  6. ^ a b 藤井 2016, p. [要ページ番号].
  7. ^ TBSのバラエティ番組『キリウリ』がカンヌで世界最大手の番組制作会社FremantleMedia社と世界配給契約!』(プレスリリース)TBSテレビ、2009年10月15日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304101603/http://www.news2u.net/releases/582082016年3月4日閲覧 
  8. ^ a b 攻めてるP鼎談、最終回もガンガン攻撃!藤井Pによる「大オチ」を見逃すな!”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社 (2012年2月22日). 2021年12月22日閲覧。
  9. ^ 【ラジオ】TBSテレビ「クイズ☆タレント名鑑」の演出・藤井健太郎さんを迎えてNWA王座防衛成功”. 清野茂樹のシゲキ的リング (2012年4月4日). 2013年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月19日閲覧。
  10. ^ 「タレント名鑑」終了に淳と藤井P「ダントツで悔しい」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2012年2月24日). 2021年12月22日閲覧。
  11. ^ “TBS『水ダウ』藤井健太郎氏が昇格 部長待遇→局長待遇に”. ORICON NEWS. (2024年6月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2332806/full/ 2024年9月1日閲覧。 
  12. ^ 話題のテレビマン・藤井健太郎 攻めの姿勢が高評価も「僕はジャッジするだけ」”. ORICON NEWS. oricon ME (2016年10月15日). 2021年12月22日閲覧。
  13. ^ [ALL ABOUT]田村淳 PTAさん、見てる?『読売新聞』2011年12月28日 東京夕刊 6頁 写有(全3,748字)
  14. ^ 宮崎敬太 (2021年6月18日). ““まめ夫”「Presence」は、なぜプライムタイムドラマの主題歌になり得たのか? 「リアル」と「リスペクト」が生んだ日本の新たなヒップホップ”. 朝日新聞デジタルマガジン&[and]. 朝日新聞. 2021年12月22日閲覧。
  15. ^ "「マジで感覚が狂ってる」日本麻酔科学会が"ダウンタウン番組演出家"の"死に際"企画に「麻酔薬をいたずらに使用」と怒りの声明…本誌直撃に同会が応答". Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]. 光文社. 2024年10月17日. 2024年10月17日閲覧
  16. ^ エッグ矢沢 (2024年6月16日). "テレビ番組で監禁されてぶっ壊れた俺が今思うこと". note. 2024年11月18日閲覧
  17. ^ エッグ矢沢(インタビュアー:平田裕介)「「3日目にぶっ壊れちゃって病院へ」目隠しでさらわれ、情報を一切遮断…密室で3ヶ月暮らしたエッグ矢沢(38)が明かす、当時のテレビ番組に思うこと」『文春オンライン』、文藝春秋、2024年8月30日https://bunshun.jp/articles/-/729222024年11月18日閲覧 
  18. ^ 粗品×藤井健太郎 (YouTube配信). 粗品 Official Channel. 31 December 2021. 2021年12月31日閲覧
  19. ^ [深夜番組たんけん隊]「テベ・コンヒーロ」読売新聞2012.05.09 東京夕刊 9頁 写有(全419字)藤井が演出・プロデューサーを担当することが記載されている
  20. ^ 日曜夜に“楽しいだけの番組”が復活 クイズ☆スター名鑑の魅力に迫る”. ORICON NEWS. oricon ME (2016年10月16日). 2021年12月22日閲覧。
  21. ^ 千鳥、サンド、オードリー、霜降りら参加「ドリームマッチ2020」6年ぶり復活”. お笑いナタリー. ナターシャ (2020年2月26日). 2021年12月22日閲覧。
  22. ^ 藤井健太郎(インタビュー)「『カイジ』なぜバラエティー化? 総合演出の藤井健太郎氏が語る“狙い”」『ORICON NEWS』、oricon ME、2017年12月28日https://www.oricon.co.jp/news/2103191/full/2021年12月22日閲覧 
  23. ^ STUTS『多様性を前提とする物語とも共鳴、STUTSが「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌に詰め込んだヒップホップへの愛とこだわり語る (2/3)』(インタビュアー:小野田雄)、ナターシャ、2021年6月23日、2頁https://natalie.mu/music/pp/mameo/page/22021年12月22日閲覧 
  24. ^ ゆるふわギャング "パイレーツ" Music Video - YouTube
  25. ^ 藤井健太郎プロデュースのDMM TVオリジナルバラエティ『大脱出』 2月22日から配信開始決定!』(プレスリリース)DMM.com、2023年2月10日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004187.000002581.html2023年3月1日閲覧 
  26. ^ "ドッキリ?コント?DMM TVオリジナル『鬼のドッキリで涙』本日9月27日(金)18時よりDMM TVにて配信スタート!いまだかつてないバラエティの全貌が明らかに!併せてキービジュアル&特報も解禁!". DMMTV PR事務局. 株式会社 PR TIMES. 27 September 2024. 2024年9月28日閲覧
  27. ^ "藤井健太郎氏演出の新番組『KILLAH KUTS』配信決定「どの企画も地上波で表現することが難しかったモノ」". ORICON NEWS. oricon ME. 26 September 2024. 2024年9月28日閲覧
  28. ^ 藤井健太郎P初の著書「悪意とこだわりの演出術」発売、有吉弘行との対談も”. お笑いナタリー. ナターシャ (2016年8月16日). 2021年12月23日閲覧。
  29. ^ 千原ジュニアを6人のテレビ局員が怒涛のように翻弄「腹立つけどすごい」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2016年3月26日). 2021年12月22日閲覧。
  30. ^ 藤井健太郎氏の音楽イベントにRGら、きんに君はchelmicoとライブ”. お笑いナタリー. ナターシャ (2019年1月18日). 2021年12月22日閲覧。
  31. ^ さらば青春の光×藤井健太郎、ネットですらできない“エグい”映像ライブ開催(コメントあり)”. お笑いナタリー. ナターシャ (2020年1月13日). 2021年12月22日閲覧。

外部リンク

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