萩ヶ岡駅(はぎがおかえき)は、かつて北海道河東郡上士幌町字上士幌に存在した、日本国有鉄道(国鉄)士幌線である。電報略号ハカ事務管理コードは▲111409[1]

萩ヶ岡駅
はぎがおか
Hagigaoka
上士幌 (5.1 km)
(5.3 km) 清水谷
所在地 北海道河東郡上士幌町字上士幌
北緯43度16分28秒 東経143度18分11秒 / 北緯43.27444度 東経143.30306度 / 43.27444; 143.30306
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 士幌線
キロ程 43.5 km(帯広起点)
電報略号 ハカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1935年昭和10年)11月26日
廃止年月日 1987年昭和62年)3月23日
備考 士幌線廃線に伴い廃駅
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1977年の萩ヶ岡駅と周囲約500m範囲。上が糠平方面。この駅のピークは、左方にある音更川対岸の勢多地区にあった水銀鉱山から、駅に持ち込まれた辰砂の出荷が盛んであった駅開設直後の1930年代後半から1940年代後半にかけてであり、駅周辺には鉱山の倉庫や、ホテルも建てられるなど、この駅の周辺が形成された。その後その鉱山近くから出土するカオリンの出荷に取って変わったが、道路整備に併せてトラック輸送に切り替えられて、この駅の利用は殆んど無くなった。なお、カオリン採掘事業は輸入品に押されて、1974年に休止されている。写真では無人駅となって久しく、駅裏は植林されて、副本線は保線用引込線化されていて、往時の賑やかだった頃の姿は既にうかがえない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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駅名の由来

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付近一帯が丘陵で、ハギが生い茂っていたことから[6]

駅構造

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廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する無人駅であった。

駅跡・周辺

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現在は、草むらとなっている。

隣の駅

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日本国有鉄道
士幌線
上士幌駅 - 萩ヶ岡駅 - 清水谷駅

出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、235頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、889頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b JR釧路支社「鉄道百年の歩み」平成13年12月発行。
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第353号」『官報』1970年9月5日。
  5. ^ 「通報 ●士幌線駒場駅ほか4駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年9月5日、4面。
  6. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、138頁。ASIN B000J9RBUY