茨城県道238号須賀北埠頭線
日本の茨城県の道路
茨城県道238号須賀北埠頭線(いばらきけんどう238ごう すかきたふとうせん)は、茨城県鹿嶋市須賀から同市内の鹿島港に至る一般県道である。
一般県道 | |
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茨城県道238号須賀北埠頭線 | |
総延長 | 7.524 km |
実延長 | 7.426 km |
制定年 | 1974年10月4日 |
起点 | 茨城県鹿嶋市 |
終点 | 茨城県鹿嶋市 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道51号 国道124号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集鹿嶋市須賀の茨城県道18号茨城鹿島線より分岐南下し、Y字型の掘込港である鹿島港の北埠頭地区に至って茨城県道239号粟生木崎線と接続する路線。大船津北交差点で国道51号鹿嶋バイパスと、大船津交差点で国道51号旧道と交差する。鹿島臨海工業地帯と国道51号を結ぶ同地区を代表する全線4車線の産業道路で、地元でも通称「産業道路」とよばれる。
路線データ
編集歴史
編集1974年(昭和49年)10月4日、茨城県は住友金属工業鹿島製鉄所を代表とする鹿島港の北航路周辺の工業団地と国道51号を結ぶ産業道路の整備を行うことに伴い、新規追加の県道路線として、起点を鹿島町(現:鹿嶋市)大字須賀、終点を鹿島町大字泉川を区間とする県道須賀北埠頭線(整理番号395)が路線認定される[3]。前身は、同年廃止された県道須賀息栖東庄線(昭和42年認定)の一部で、鹿嶋市須賀 - 大船津 - 谷原間の道筋を引き継いでいる。1982年(昭和57年)に谷原 - 泉間の開通によって全線が供用され、1995年(平成7年)に行われた茨城県道の路線番号と路線名称の再編によって、整理番号238に変更されて現在に至る。
年表
編集- 1970年(昭和45年)9月7日:前身にあたる須賀息栖東庄線の鹿島町大船津の産業道路区間の一部を供用開始[4]。
- 1974年(昭和49年)10月4日:須賀北埠頭線が路線認定(整理番号395)[3]。
- 1975年(昭和50年)3月31日:道路区域(鹿島郡鹿島町大字須賀 - 鹿島町大字谷原、延長7.145 km)が決定する[5]。
- 1975年(昭和50年)4月1日:道路供用開始(鹿島町大字須賀 - 鹿島町大字谷原、延長7.145 km)[6]。
- 1979年(昭和54年)3月5日:道路区域が、鹿島町谷原 - 泉川の1.333 km延長され、鹿島町大字須賀 - 鹿島町大字泉川の延長8.478 km区間となる[1]。
- 1982年(昭和57年)5月31日:鹿島郡鹿島町大字谷原 - 大字泉川(終点)の道路を供用開始[7]。
- 1992年(平成4年)3月2日:鹿島町大字宮中(起点付近) - 大字大船津(国道51号)の旧道が指定解除により町道に降格[8]。
- 1995年(平成7年)3月30日:整理番号395から現在の番号(整理番号238)に変更される[9]。
- 2000年(平成12年)4月1日:鹿嶋市大字船津 - 鹿嶋市大字泉川の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[10]。
- 2001年(平成13年)3月1日:鹿嶋市大船津の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[11]。
- 2006年(平成18年)4月6日:鹿嶋市大船津 - 同市谷原の区間を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路に指定[12]。
- 2008年(平成20年)4月1日:鹿嶋市大字爪木 - 同市大船津の区間を、通行する車両の最大重量限度25トンの道路に指定[13]。
- 2019年(令和元年)7月31日:鹿嶋市谷原(谷原交差点) - 同市泉川(茨城県道239号交点)を、通行する車両の高さの最高限度4.1 mの道路、および国際コンテナ車[注釈 2]の重量・長さ上限を引き上げる道路指定[14]。
路線状況
編集道路法の規定に基づき、鹿嶋市爪木(一般県道茨城鹿島線交差) - 同市大船津(大船津北交差点)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[15]。
地理
編集通過する自治体
編集- 茨城県
交差する道路
編集- 茨城県道18号茨城鹿島線(起点)(鹿嶋市須賀・須賀T字路交差点)
- 茨城県道18号茨城鹿島線(鹿嶋市爪木)
- 国道51号鹿嶋バイパス(鹿嶋市大船津・大船津北交差点)
- 国道51号・茨城県道242号鉾田鹿嶋線(鹿嶋市大船津・大船津交差点)
- 茨城県道260号谷原息栖東庄線(鹿嶋市谷原)
- 国道124号(鹿嶋市谷原、谷原交差点)
- 茨城県道239号粟生木崎線(終点)(鹿嶋市泉川)
沿線
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c “道路の区域変更(昭和54年3月5日 茨城県告示第301号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6711号: p. p. 4, (1979年3月5日)
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 14
- ^ a b “県道路線の認定(昭和49年10月4日 茨城県告示第900号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. p. 1, (1974年10月4日)
- ^ “道路の供用開始(昭和45年9月7日 茨城県告示第1210号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第5843号: p. p. 4, (1970年9月7日)
- ^ “道路の区域決定(昭和50年3月31日 茨城県告示第324号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外(5): p. p. 4, (1975年3月31日)
- ^ “道路の供用開始(昭和50年3月31日 茨城県告示第327号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外(5): p. p. 5, (1975年3月31日)
- ^ “道路の供用開始(昭和57年5月31日 茨城県告示第865号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7044号: pp. pp. 3–4, (1982年5月31日)
- ^ “道路の区域の変更(平成4年3月2日 茨城県告示第279号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第323号: p. p. 13, (1992年3月2日)
- ^ “県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成12年3月2日 茨城県告示第237号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1139号: pp. pp. 6–11, (2000年3月2日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定(平成13年3月1日 茨城県告示第198号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1241号: pp. pp. 10–14, (2001年3月1日)
- ^ “車両制限令に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定(平成18年4月3日 茨城県告示第443号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1761号: p. p. 6, (2006年4月3日)
- ^ “車両制限令の規定の基づく道路の指定(平成20年2月28日 茨城県告示第245号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1955号: pp. pp. 15–16, (2008年2月28日)
- ^ “車両制限令の規定に基づく道路の指定及び車両の通行方法の指定・車両制限令の規定に基づく国際海上コンテナ車の重量及び長さの最高限度を引き上げる道路の指定(令和元年7月31日 茨城県告示第423・424号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外第16号: pp. pp. 1–8, (2019年7月31日)
- ^ “道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日)
参考文献
編集- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』(レポート)茨城県 。