真宗大谷派笠松別院
岐阜県羽島郡笠松町にある真宗大谷派の寺院
笠松別院(かさまつべついん)は、岐阜県羽島郡笠松町にある真宗大谷派の寺院(別院)である。別名「笠松東別院」。
沿革
編集1839年(天保10年)本山20代達如上人により、東本願寺掛所として建立される。1876年(明治9年)、東本願寺笠松別院(東別院)に改称する。
境内には、1878年(明治11年)に明治天皇が岐阜を巡幸された際に建てられた「御小憩御殿」が移築されたが、1891年(明治24年)の濃尾地震で他の建物とともに倒壊する。本堂などは順次再建された。「御小憩御殿」は破損が比較的少なかったこともあり、ほとんどの資材を再利用してそのまま再建され、庫裏の一部となっている。
境内
編集境内にはかつて存在した美濃笠松連台寺(東流廃寺)の心礎の石がある。この心礎は半分に割れており、半分が東本願寺笠松別院、半分が白髭神社に保管されていて、それぞれ笠松町指定文化財となっている[1]。この心礎の石は、明治時代の初め、経蔵を建立するときに、信者が土台石にと寄進したものである。
保育園の経営に関与しており、隣接して「笠松保育園」がある。
交通アクセス
編集脚注
編集関連項目
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