男木島灯台(おぎしまとうだい)は香川県高松市男木島北端トウガ鼻に立つ石造の灯台日清戦争後に瀬戸内海海上交通が増加したことに対応し、「灯台の父」と呼ばれるブラントン離日後の1895年、日本人独力で備讃瀬戸東航路の東端にあたる位置に建設された。灯塔は総御影石(庵治石)造りで、日本に2基しかない無塗装の灯台の一つ(もう一つは角島灯台)。

男木島灯台
男木島灯台の位置(香川県内)
男木島灯台
航路標識番号
[国際標識番号]
4067 [M5538]
位置 北緯34度26分01.5秒 東経134度03分38.5秒 / 北緯34.433750度 東経134.060694度 / 34.433750; 134.060694座標: 北緯34度26分01.5秒 東経134度03分38.5秒 / 北緯34.433750度 東経134.060694度 / 34.433750; 134.060694
所在地 香川県高松市男木町字洲鼻1064番地
塗色・構造 無塗装、塔形、石造(総御影石):庵治石
レンズ LB-30
灯質 単閃白光 毎10秒に1閃光 Fl10s
実効光度 白光100,000 cd
光達距離 12.5海里(約23km)
明弧 52度から280度まで
分弧-
 52度から73度まで緑色で
  アツサ岩及び中瀬、
 81度から92度まで赤色で
  オーソノ瀬を示す
塔高 12.4 m (地上 - 塔頂)
灯火標高 16 m (平均海面 - 灯火)
初点灯 1895年12月10日
管轄 海上保安庁第六管区海上保安本部
(高松海上保安部)
テンプレートを表示

この灯台は、歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台日本の灯台50選にも選ばれている。周辺は瀬戸内海国立公園に指定され、灯台からは明石海峡に次いで全国第2位の交通量の船舶を望むことができる。

歴史

編集

灯台資料館

編集

隣接して灯台の仕組みなどを紹介する高松市観光交流課が所管する灯台資料館がある(住所は高松市男木町1062-3)[1]

写真ギャラリー

編集

ロケに使われた作品

編集
  • 映画「喜びも悲しみも幾歳月」:舞台地の一つ。灯台守とその家族を描いた作品。無人化後の灯台職員宿舎は資料館として公開されている。
  • TBS愛の劇場40周年記念番組『ラブレター』:灯台周辺の海岸を小豆島に見立ててロケが行われた。
  • 株式会社ビジュアルアーツ (VisualArt's) PCゲーム『Summer Pockets』:灯台が舞台として使われた。

関連項目

編集

参考文献

編集

外部リンク

編集
  1. ^ 男木灯台資料館”. 高松市. 2024年11月21日閲覧。