現象の花の秘密
2012年に発売した平沢進のアルバム
『現象の花の秘密』(げんしょうのはなのひみつ)は、平沢進の12枚目となるアルバムである。平沢進のスタジオ・アルバムとしては『点呼する惑星』より3年振りのアルバムとなり、2012年11月23日に平沢進の自主レーベルであるテスラカイトより発売された[1][2]。
『現象の花の秘密』 | |||||
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平沢進 の スタジオ・アルバム | |||||
リリース | |||||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | ||||
レーベル | ケイオスユニオン/TESLAKITE | ||||
平沢進 アルバム 年表 | |||||
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平沢進関連のアルバム 年表 | |||||
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解説
編集タイトルはカール・グスタフ・ユングの著書「黄金の華の秘密」のオマージュ。
平沢自身が「新機軸」「今までのヒラサワ作品に有りそうで無かったもの」と話した通り、これまで多用された電子音や無国籍風のアレンジは鳴りを潜め、「Aria」より導入されたストリングス音源「Hollywood Strings」を大々的にフィーチャーしている。
アルバム発売に先駆けて、華の影と脳動説、空転Gが2012年6月に行われたライブ「PHONON2555」で演奏された。
「現象の花の秘密」という語はP-MODELのアルバム『舟』に収録されている平沢が作詞・作曲した楽曲「Welcome」において使用されている。
収録曲
編集- 現象の花の秘密 - The Secret of The Flowers of Phenomenon
- 1番とサビのみのショートバージョンとして先行無料配信された。発売後はフルバージョンに差し替えられている。
- 幽霊船 - Ghost Ship
- ライブ「WORLD CELL 2015」ではドラムを加えたアレンジで演奏され、その後『WORLD CELL 2015 メモリアル・パッケージカード』にて「幽霊船 2015」として配信された。
- 華の影 - The Shadow of Bloom
- 脳動説 - Brain-Centric Theory
- 盗人ザリネロ - Zalinero The Thief
- 侵入者 - The Visitor
- Astro-Ho! Phase-7
- 「Astro-Ho」、「Astro-Ho-06」、「Astro-Ho! 帰還」に続くAstro-Ho!シリーズの4作目。
- イントロ、間奏のカラカラという音はギターによるもので、レコーディングにはTalbo Astro、ライブ「ノモノスとイミューム」ではEVOが使用された。
- Amputee ガーベラ - Amputee Gerbera
- ガーベラ(HALDYN DOME収録)及び作者の折茂昌美とは無関係。ただしライブ「ノモノスとイミューム」では登場人物及び種族名として使用された他、折茂がサンミア役としてゲスト出演している。
- 冠毛種子の大群 - Horde of Thistledown
- 「ベルセルク 黄金時代篇 堕ちた鷹」エンディングテーマ。『Ash Crow - 平沢進 ベルセルク サウンドトラック集』にリミックスバージョンが収録された。
- 空転G - Circular G
ボーナストラック
編集どちらもテクノポップ風にアレンジされている。
- 現象の花の秘密-E - The Secret of The Flowers of Phenomenon-E
- Amputee ガーベラ-E - Amputee Gerbera-E
参加ミュージシャン
編集脚注
編集- ^ 平沢進が3年ぶりの新作『現象の花の秘密』を11月発売 - amass、2012年10月8日閲覧。
- ^ 平沢進 ニューアルバム発売決定! - NO ROOM、2012年10月8日閲覧。