瀧澤中
瀧澤 中(たきざわ あたる、1965年 - )は、日本の作家、政治史研究家[1]。近代政治史に登場する政治家を中心に研究。専門は戦国時代史、近代政治史、政治家論。日本ペンクラブ会員。月岡兎平(うへい)の別名をもつ。
来歴
編集東京都生まれ。駒澤大学法学部卒業。上條末夫に師事。上条研究室在籍時、東ヨーロッパに遊学中、崩壊寸前の共産党政権を目の当たりにする。その後、海外で働きながら政治を中心に研究を続ける。帰国後は電子出版会社を設立し、その傍ら歴史作家として雑誌に連載を持つ[2]。
2001年に上梓した『政治のニュースが面白いほどわかる本』が17万部超のベストセラーとなり、以後、政治史や時代小説をフィールドとして講演・執筆活動を行う [3] [4]。著書は他に、『日本の政治ニュースが面白いほどわかる本』『秋山兄弟 好古と真之』『戦国武将の政治力』『幕末志士の政治力』など[5]。
2010~13年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員を歴任。
著書
編集- 『1分間でわかる政治学 ニュースの「ウラ」まですぐ解ける!』ぶんか社 2001[6]
- 『小泉純一郎危機突破のリーダー学』ぶんか社 2001 「狂気のリーダー学 小泉純一郎強さの秘密」文庫
- 『政治のニュースが面白いほどわかる本』上條末夫監修 中経出版 2001
- 『米百俵の真実 6日間で人々の心が変わった』月岡兎平 中経出版 2001
- 『ケネディは「リーダーシップ」をどう語ったか』瀧澤大共著 中経出版 2002
- 『この国をダメにした日本国憲法 「平和憲法」が招く、日本の危機』ぶんか社 2002
- 『テロ・クライシス 平和憲法では、テロ・有事から日本人を守れない!』ぶんか社 2002
- 『日はまた昇る 「フクザワ」の構造改革』ぶんか社 2002
- 『佐藤一斎上に立つ者の教え「重職心得箇条」』月岡兎平 中経出版 2002
- 『昭和を生きた新選組』経済界 2003
- 『10倍の大国に日本はなぜ勝ったか 日露戦争が遺した九つの戦略』中経出版 2004 『日本はなぜ日露戦争に勝てたのか』中経の文庫
- 『日本の政治ニュースが面白いほどわかる本 政治をこんなにやさしく語っていいの?!』中経出版 2005
- 『総理の品格』ぶんか社文庫 2006
- 『日本人の心を動かした政治家の名セリフ』青春文庫 2006
- 『図解政治の「なぜ?」は図で考えると面白い』青春出版社 2007
- 『戦国武将の「政治力」 現代政治学から読み直す』祥伝社新書 2008
- 『秋山兄弟好古と真之 明治の人材はいかにして生まれたか』朝日新書 2009
- 『最新政治のニュースが面白いほどわかる本』中経出版 2009
- 『日本で一番不況に強い男 二宮尊徳の成功実学に学べ』中経出版 2009
- 『幕末志士の「政治力」 国家救済のヒントを探る』祥伝社新書 2009
- 『12歳から大人まで政治の基礎の基礎がよくわかる本』大和書房 2010
- 『どうして、国を守らなければいけないの?』経済界 リュウ・ブックスアステ新書 2010
- 『危機の時代の「政治力」 江戸の指導者に学ぶ「上に立つ者」のあり方』日文新書 2011
- 『手に取るようにわかる太平洋戦争 イラスト+図解で超ビジュアル解説!』日本文芸社 2011
- 『悪魔の政治力 独裁者がいたらあなたも操られる』経済界新書 2012
- 『政治のニュースが世界で一番スッキリわかる本 よくわかるマンガ&図解入り』日本文芸社 2012
- 『「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた』PHP文庫 2014
- 『「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた』PHP文庫 2015
- 『「江戸大名」失敗の研究―政治力の差が明暗を分けた』PHP文庫 2017[7]
- 国立国会図書館サーチを参照。
出典・脚注
編集- ^ 紀伊國屋書店. “著者等紹介”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 紀伊國屋書店. “「1分間でわかる政治学」著者紹介”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 東亜総研. “第23回定例セミナー2017.9”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 桑名市. “くわな市民大学「市民企画講座」2018.1”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ dZERO. “瀧澤中プロフィール”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 紀伊國屋書店. “著書”. 2019年1月27日閲覧。
- ^ 日本経済新聞2017.9. “『「江戸大名」失敗の研究』瀧澤中著”. 2019年1月27日閲覧。