汐見台 (横浜市)
汐見台(しおみだい)は、神奈川県横浜市磯子区の町名。現行行政地名は汐見台1丁目から汐見台3丁目。住居表示未実施区域。磯子区唯一の字丁目使用地域で[5]、地域内の大部分は住宅団地である。
汐見台 | |
---|---|
町丁 | |
公社分譲住宅(汐見台1丁目) | |
北緯35度24分03秒 東経139度36分27秒 / 北緯35.400728度 東経139.607572度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 横浜市 |
行政区 | 磯子区 |
人口情報(2023年(令和5年)4月30日現在[1]) | |
人口 | 8,172 人 |
世帯数 | 3,522 世帯 |
面積([2]) | |
0.704 km² | |
人口密度 | 11607.95 人/km² |
設置日 | 1963年(昭和38年)6月26日 |
郵便番号 | 235-0022[3] |
市外局番 | 045(横浜MA)[4] |
ナンバープレート | 横浜 |
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歴史
編集根岸湾岸の工業地帯の労働者向け住宅確保および県公社住宅建設を目的に、1961年(昭和36年)1月28日に神奈川県住宅供給公社が磯子団地(仮称)を起工した。山林と農地で73ヘクタール[注釈 1]の敷地に、おもに中層住宅約4,100戸を建設した。計画人口1万6千人を見込み1963年5月25日に入居を開始し、同年6月26日に磯子町・森町と南区上大岡町[注釈 2]のそれぞれ一部を編入して、汐見台の町名が新設された。同年7月15日に汐見台診療所[注釈 3]が開院した。1965年9月1日に横浜市立浜小学校汐見台分校が開校し、1967年4月1日に汐見台小学校として独立した。1973年3月4日に隣接地で、磯子区と港南区にかけて総面積23万m2の総合公園久良岐公園が開園した。
沿革
編集特色
編集当時としては前例が少ない大型重機を投入して造成したが、地形の変化を最小限に抑えたために、団地内は起伏が大きく屏風浦駅方面の街路はトンネルが設けられている。景観保護および塩害防止のために当初から電線類地中化で電柱のない街である。当初の開発目的から公社住宅だけでなく東芝やIHI、電源開発などの社宅が多かったが、近年は老朽化および企業の福利厚生施策の変化から社宅を民間分譲マンションに建て替える例も増えてきている。久良岐公園やバスケットコート、テニスコート、児童公園、ブタ公園等、公園が充実しており、アニメやライトノベルの舞台になったことがある。
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
汐見台1丁目 | 898世帯 | 1,948人 |
汐見台2丁目 | 1,470世帯 | 3,812人 |
汐見台3丁目 | 1,154世帯 | 2,412人 |
計 | 3,522世帯 | 8,172人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 10,281
|
2000年(平成12年)[9] | 8,618
|
2005年(平成17年)[10] | 7,282
|
2010年(平成22年)[11] | 7,717
|
2015年(平成27年)[12] | 8,973
|
2020年(令和2年)[13] | 8,684
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[8] | 4,562
|
2000年(平成12年)[9] | 3,886
|
2005年(平成17年)[10] | 3,146
|
2010年(平成22年)[11] | 3,515
|
2015年(平成27年)[12] | 3,795
|
2020年(令和2年)[13] | 3,662
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年8月時点)[14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
汐見台1丁目 | 6番地(磯子住宅1606、1609号棟) 7番地 |
横浜市立汐見台小学校 | 横浜市立汐見台中学校 |
1 - 5番地 6番地(磯子住宅1601号棟 - 1605号、 1607号棟、1608号棟) |
横浜市立浜小学校 | ||
汐見台2丁目 | 1 - 2番地 | ||
3番地以降 | 横浜市立汐見台小学校 | ||
汐見台3丁目 | 全域 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
汐見台1丁目 | 32事業所 | 924人 |
汐見台2丁目 | 16事業所 | 220人 |
汐見台3丁目 | 13事業所 | 123人 |
計 | 61事業所 | 1,267人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 53
|
2021年(令和3年)[15] | 61
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 832
|
2021年(令和3年)[15] | 1,267
|
施設
編集教育
- 横浜市立汐見台中学校
- 横浜市立浜小学校
- 横浜市立汐見台小学校
- 汐見台中央幼稚園
- 汐見台西幼稚園
- 汐見台東幼稚園
- 汐見台愛育園(保育園)
医療
金融機関
- 横浜汐見台郵便局
商業
- 汐見台商店街
その他
- 汐見台会館
- 汐見台文庫
- 磯子警察署汐見台交番
- 汐見台給水塔
交通
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内管轄区域[18]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
汐見台1丁目 | 全域 | 磯子警察署 | 汐見台交番 |
汐見台2丁目 | 全域 | ||
汐見台3丁目 | 全域 |
関連項目
編集注釈
編集脚注
編集- ^ a b “令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
- ^ a b “汐見台の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “横浜市磯子区の町名一覧”. 横浜市. 2009年10月24日閲覧。
- ^ a b c d e 磯子区歴史年表 昭和21年~45年 磯子区総務部区政推進課
- ^ “市・区・町の沿革”. 横浜市. 2021年8月11日閲覧。 “(ファイル元のページ)”
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2021年8月5日). 2021年8月8日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
- ^ “交番案内”. 磯子警察署. 2021年8月21日閲覧。
参考文献
編集- 『磯子 そして明日へ(磯子区政70周年記念区政要覧)』1997年 磯子区役所総務部総務課編
- 『はま(浜小学校創立50周年記念誌)』1994年 横浜市立浜小学校編
外部リンク
編集- 「汐見台団地」記録映画 神奈川県住宅供給公社