武生作曲賞

現代音楽の室内楽作品に対して与えられる日本の作曲賞
武生国際作曲賞から転送)

武生作曲賞(たけふさっきょくしょう Takefu Composition Award)は、新進作曲家による現代音楽室内楽作品に対して与えられる日本作曲賞である。 武生国際音楽祭武生国際作曲ワークショップにおいて2003年より開催されていたが、2001年[1]から作品公募は開始されていた。

武生作曲賞
受賞対象現代音楽の新人作曲家
会場越前市文化センター
日本
主催財団法人越前市文化振興・施設管理事業団
初回2003年
最新回2012年
公式サイトhttp://takefu.typepad.jp/

概要

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公募作品の中から譜面審査によって3作品が入選作として選ばれ、入選者は招待作曲家として武生国際作曲ワークショップのレクチャー、レッスン、演奏家とのリハーサルに参加、「新しい地平」コンサートで世界初演を経て、審査員によって1作品が受賞作として決定される。賞金は15万円。また、ワークショップで発表された邦人による全作品を対象とし、ロワイヨモン現代音楽講習会「新しき声[2]」への招待作曲家が選出される。外国人招待作曲家作品を含むワークショップ全作品から選ばれる武生国際作曲賞の受賞者には賞状と賞金25万円が授与される。2012年[3]の開催を最後に行なわれていない。

審査員

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  • 2004年
    • 細川俊夫
  • 2005年
    • 細川俊夫

武生作曲賞受賞者および入選者

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  • 2003年
    • 江原修『Emanation』フルート、ピアノのための
    • 渡辺俊哉『アラベスク』ピアノのための
    • 今堀拓也『下降気流』フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための
  • 2004年
    • 大村久美子『Luminous Spiral』フルート、オーボエ、クラリネットのための (受賞)
    • 宮川慎一郎『Group Dynamics』クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための
    • 谷原佐智『The Destination of This Silence』フルート、ピアノのための
  • 2005年
    • 徳永崇『鎧の着け方』フルート、ヴァイオリン、ピアノのための (受賞)
    • 山根明季子『Re-Collect』フルート、チェロ、ピアノのための
    • 清水一徹『Concerto for 4 hands』ピアノ連弾、4手のための
  • 2006年
    • 金井勇『凍れる花』ヴァイオリンのための (受賞)
    • 近江典彦『地下室での状景』
    • 大原裕子『Chimera』ヴァイオリン、ピアノのための
  • 2007年
    • 稲森安太己『ウィリアム・ウィルソン』フルート、ピアノのための
    • 渡邉裕紀子『偽りの花』フルートのための
    • 山口恭子『Blind Dance』リコーダー、ピアノのための
  • 2008年
    • 塚本瑛子『Affine』フルートのための[5] (受賞)
    • 平川加恵『寂光』ヴァイオリン、チェロのための
    • 江原大介『エン・カウンター バランス』テナーリコーダー、チェロのための
  • 2009年
    • 小島理世『Chant des fees』チェロのための
    • 折笠敏之『Dissipation II ~irreversible process~』オーボエ、ピアノのための
    • 前田恵実『Shizuku』アルトサックスのための
  • 2010年
    • 松宮圭太『la glace s'etoile, s'enchaine』フルート、ハープのための (受賞)
    • 高橋宏治『Calling』ピアノ連弾、4手のための
    • 木村真人『幻聲三連』オーボエ、ピアノのための[6][7]
  • 2011年
    • 木山光『 Sonate"Études" 』ピアノのための
    • 徳備祐子『Duo』リコーダー、クラリネットのための
    • 坂田直樹『Between II』クラリネット、ヴィオラのための
  • 2012年
    • イオニアス・アンジェラキス
    • 横井佑未子
    • 富田さやか[8][9]

武生国際作曲賞受賞者

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  • 2008年
    • 河村真衣 バスクラリネット、ピアノのための

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ 武生国際音楽祭推進会議”. www.fukui-culture.or.jp. 2024年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  2. ^ Hiroshima Happy New Ear 23”. hirokyo.or.jp. 2017年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  3. ^ 武生作曲賞2012作品募集”. takefu-imf.com. 2012年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  4. ^ Reggio Parma Festival”. reggioparmafestival.it/. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  5. ^ 武生作曲賞2008入選作決定”. takefu.typepad.jp. Takefu International Music Festival (2008年8月1日). 2010年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  6. ^ 木村真人講師”. www.musashino-music.ac.jp. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  7. ^ 武生作曲賞2010入選作決定”. takefu.typepad.jp (2010年7月15日). 2010年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  8. ^ 入選者決定”. maguline.blog.jp. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  9. ^ 去る7月9日に締め切らせていただきました「武生作曲賞2012」への応募総数は、過去最高の51作品でした。応募ありがとうございました。世界中から応募をいただき、うち17作品が海外からの応募でした。”. www.takefu-imf.com. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  10. ^ Public examination of the artistic doctoral degree of Paola Livorsi”. www.uniarts.fi (2023年10月28日). 2024年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。
  11. ^ Juha T. KOSKINEN”. www.tokyoartsandspace.jp. 2024年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月25日閲覧。
  12. ^ Federico Gardella”. www.federicogardella.it. 2024年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月19日閲覧。

外部リンク

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